懐しきマイコレクション | gotz

懐しきマイコレクション

 実家に帰ったときたまに中身を取り出して眺めたくなる箱がある。その中に入っているのは小学校高学年から中学1-2年にかけて採集した縄文時代の土器や石器の類が収められている。大したものは無いし、数も菓子箱数箱分しかないが、コツコツと畑などで表面採集したもので、ある意味大切な思い出の品でもある。

 今でもたまに気になって手にとって見たくなるということは、何かしらの魅力を内包しているからなんだと思う。生活の中で用いた道具のひとつに過ぎないだろうが、いい加減な形をしたものは見たことが無いし、巧みな技術と造形へこだわりが感じられ、こうしたものを作るという行為の中にもしっかりしたこだわりと美意識のようなものが存在していたことが見て取れる。縄文人の道具は逞しく美しい。


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 ポピュラーな黒曜石の石鏃(矢じり)。黒曜石以外ではチャートで出来たものをよく見かける。黒曜石の主な産地は全国でも70ヶ所程度とされ、ごくごく限られた場所でしか採石できなかったことがわかる。おそらくこれらの矢じりに用いられた黒曜石の多くは県内の数十キロも離れた和田峠から運搬され、加工されたものと推測される。黒曜石の交易範囲はかなり広かったらしくはるか遠くの他県にも及ぶ。

 


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 打製石斧(石斧)。木の柄を取り付けて使用された。斧とあるがこれらは農耕に用いられたもので鍬やガジに相当する。一番上の方形のものは父が牛舎付近で発見したものを私が譲り受けたもの。



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 今から1万数千年前の旧石器時代に用いられていた細石刃と細石刃を剥離した細石核(右)。約20年前に野辺山高原の高原野菜の畑にて表面採集したもの。細石核は細石刃に比べ数が少ないとのこと。幸運にもはじめての表面採集で発見できた。


 縄文時代は面白い。また遺跡巡りなんかもできたらいいな。