買ったばかりなのに...
最近ちょっと気になる硯があったのでついつい勢いで買ってしまいました。しかし手に入れた当日汚れを取り除こうと思い洗面所でブラシでゴシゴシとやっていたらまさかの破損。彫刻の一部が剥離し欠損してしまいました。洗っている時は破損に気がつかなかったんで破片も回収できず。嬉しさも一気に反転、切ない気持になりました。石と言えど古物は丁寧に扱わないといけませんね。そのままにして置いていても見るたび後悔の念が蘇るだけなんで、できるだけ早めに補修をと思い今日の午前中に修理を始めました。どのようなものがベストなのかはわかりませんが思いつきで漆で補修をすることにしました。要するに陶磁器を直す時の欠け直しというやつです。キットは皿のホツを修繕するためにかなり前に購入したものがあったのでそれを久々に使いました。漆は皮膚に付着すると皆さんご存知の通り、大変な目に遭うんでグローブをし、十分取り扱いに注意をして作業に取り掛かりました。今日はとりあえず砥の粉と漆を混ぜたもので欠損部を埋めるまでの作業です。漆は乾燥に時間がかかるのでいっぺんに作業を進めることができません。2-3日で乾くとは思うんですが慌てることもないんで1週間くらいかけて乾かそうと思っています。その後はサンドペーパーで丁寧に形を整えて、できれば彫刻刀の様なもので元々彫られていたものを再現する予定です。できるかな?
プラスチックの下敷きの上で補修材をこしらえて、割りばしの先を使い易いように加工したもので欠損部に塗りつけていきます。きれいに埋めていくのは簡単なようで結構難しいです。
今回使った生漆。こんな感じでチューブに入っています。チューブから出して間もない時は半透明な感じですが、空気と触れあうと徐々に茶褐色に変化していきます。
修繕前。雲の彫刻の一部が欠損しています。
とりあえず大雑把に埋めたらこんな感じです。この段階では色はほぼ同色なんで境界はあまり目立ちませんが...頑張って上手く直したいものです。

