オリジナル樹脂粘土でつくるマスコアートの花 講師をしています。
こんにちは。
週末でかけた里山で
出会ったお花たちです。
マルバアオダモ
林の入口、明るい場所に
細かな白い花の穂が目につきました。
白く細長い花びらと長いおしべの花です。
風を受けて枝が揺れると
白い花の細かい隙間からこぼれる光が
きらきらと動いて、とてもきれい
青空の下で過ごす気持ちよさを
感じさせてくれる花でした。
この写真では伝わらないなぁ・・・
アオダモかマルバアオダモか?
葉の鋸歯の感じは
マルバアオダモだと思います。
(ちょっと怪しい)
チゴユリ
チゴユリ(稚児百合)の花言葉は
「恥ずかしがりや」だそうです
下向きに咲く、小さな愛らしい花。
あまりお顔が見えないので
斜面に咲く花を少し下からのぞき込んで
お顔を見せてもらいました
すっきりした姿の美人さんです
学生時代、花に興味を持ち始めた頃
キャンパス内の林の中や
友人たちと行った「山歩き」で出会って
可愛らしい花だなと好きになりました。
今でも、出会えると嬉しいお花です。
ニガイチゴ
日当たりのいい斜面に咲いていました。
上向きに咲いた白い花びらは
少し、しわしわしています。
いわゆるキイチゴの一種で、小低木です。
熟した果実は甘く、食べられるそうです。
でも、種子に苦みがあるため
ニガイチゴ(苦苺)の名になったとのこと。
(わたしは食べたことはありません)
カキドオシ
ムラサキサギゴケなどと同時に
思い浮かべた名前が
「カキドオシ」
ちょっと似ているでしょう?
ツタバウンラン ↓
でも
カキドオシかな?と思ったとき
違和感を感じたのが葉です。
見た花の葉は、つるッとしてました。
写真を比べてみればわかるように
わたしにとって、カキドオシは
葉脈や毛の印象が強かったのです。
カキドオシはシソ科です。
シソの葉や茎のざらっとした「うぶ毛」の
イメージを思い浮かべていただければ
なんとなくおわかりかと思います。
オオバコ科のツタバウンランは
つるッとした葉。
ぱっと見の花の姿かたちは似ているのに
全然違う科の花です。全く別物です
最近続けざまに出会った3種の似た花。
ツタバウンランとマツバウンランは仲間
カキドオシは全く別もの。
カキドオシは
むしろ、ホトケノザやヒメオドリコソウに
近い仲間
おもしろいですね。
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わたしは、野の花を
クレイでつくることは少ないですけれど
いろいろな花の特徴を知ることは
共通する仲間の花をつくる時に
役立ちます。
と、いうのは後付けの理由。
ただ単に、最近はカメラを持って
小さな花々をみつけて歩くことが
楽しいだけなのですけれどね
(学生の頃に戻ったみたいな気分)
もちろん
野外の花の姿を知ること
きれいだな、かわいいなと感じること
それぞれの花が持つ風情を感じること
きっと、作品の何かに役立っているはず。
花をつくる意欲にもつながってます