読書をあまりしないダメな私なんですが、


久しぶりに本屋さんで手にした本と


とっても相性があったので紹介します。


説得 (ちくま文庫)/ジェイン オースティン
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イギリスの女流作家ジェイン・オースティンの


今から約200年ぐらい前に書かれた小説です。


私が初めて著者の事を知ったのは、


恥ずかしいのですが、1年ぐらい前に


レンタルDVDで観た映画『プライドと偏見』


なんですよね。


時代背景はとっても古いですけれど、


今でも変わることのない純愛の映画で、


こういうストーリー大すきラブラブ


思わずにはいられなかった覚えがあります。


そんな著者の作品だったので、


私にしてはかなり分厚い本でしたが、


夢中になって読むことができました。


物語は


准男爵の娘アンは27歳独身で影の薄い存在。


8年前に海軍軍人ウェントワースとの結婚を


反対され、あきらめ、いまだにアンの人生に


影を落としている。


そんなアンに思いがけない再会が待ち受けていた・・・


という展開。




イギリスでさえ、200年ぐらい前ともなると


現在のように、好きだということを


すぐに口に出せなかった時代。


お互いの相手に対する想いが募り、


けれど素直になれず、疑ったり、期待したり・・・


純愛もの好きな私には、双方の


心理描写がたまりません音譜


それに


人をちょっと見だけで判断してはいけない、


他人の意見に振り回されすぎてはいけない、


といったような、著者が読者に訴えようとしている


普遍的な人生の教訓がストーリーに


随所に散りばめられていて味わい深かったです。


時に翻訳本は、まわりくどく、わかりにくく、


読むのを挫折してしまうこともあるんですけれど、


この本はとってもわかりやすい訳だったので


中だるみすることなく一気に読めました。



そして、この作品の映画を


すご~く観たくなりました。


各地の情景表現が素晴らしかったので、


映像にしたらどんな感じになるのだろうって。


調べたら以前CSのLaLaTVでテレビ映画として


放送していたみたいで、無性に見たい気分ですラブラブ



ジェイン・オースティンの書いた小説は意外と


少ないようなので、これからちょっとずつ読んで、


制覇するのを今年の私の課題としようかなと


思ってます。



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