母が補足していく。
会社への往復だけで、外出もしていない。愚痴は言わないがときどき、「消えてしまいたい」「わたしが全部悪いのだ」と呟いている。などなど……

それでもわたしは信じなかった。だが、反論する元気もない。

眠れるようになれば元に戻るはずだ。それだけ言うのが精一杯だった。

抗うつ剤はなんとか辞退し、睡眠薬のみ処方してもらった。

おかしい。寝るれるようにはなった。3時間ぐらい。
しかし、病状は悪化の一途をたどって行った。

もう何も出来ない。起き上がることさえ。それでも必死に出勤していた。仕事の効率がだんだんと悪くなる。人の声が、電話の音が、キーボードを
叩く音が、光が、もう耐えられなくなっていく。

母から話が行ったのだろう。社長命令で1ヶ月の休養を取ることになった。

そのあいだ、ただただ何も出来ずに家に部屋に篭もりっきりだった。早く早く仕事に復帰しなければ。

とうとう、医者も抗うつ剤を処方せざるを得なかったのだろう。

いやだ!飲みたくない!もう通院もしない!わたしがなまくらなだけだ!

わたしの言葉はついに口から出なくなった……