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      俺の日常は何処かおかしい!
                        6話



四月が終わり、学校が本格始動する5月に入った。
俺はいつも通りの、場所で、二人を待ってた。
俊樹「おはよう番長。」
前田「おっす!番長!今日もいい天気だねえ!」
「おはよう、二人とも。」
俺たちは、ほぼ学校がある日の朝は、こんな感じである。
ちなみに、前田の”いい天気だねえ”は、雨の日でも言っている事だ。
俊樹「なあ、そう言えばさ、今日確か校門の前で制服チェックがあったよな?」
「ああ、そうだったな。」
前田「番長、えろ本見つかっちまうぞ。」
「安心しろ、そもそも持ってないから。」
俊樹「服装ちゃんとしないとな、前田もお前ネクタイ引っかかるぞ。」
前田「はいはい。」
そう言って、前田はネクタイをしっかりと上まで上げた。
「けど、そこまで厳しく無いから大丈夫だら?」
俊樹「いやいや、今年はそううまくいかないと思うぞ。」
そう言って、俊樹がプリントを一枚取り出した。
俊樹「四月にあった、新規生徒会及びその他委員会の全校発表みたいなのがあっただろ?」
「ああ、でその時に決められた風紀委員会のメンバーにヤバい奴がいるのか?」
俊樹「俺らにとっては...だけど、このプリントの風紀委員メンバーの名前みてよ。」
そう言って、俊樹に手渡されたプリントに目を通す。
「ッ!マジかよ...」
俺は、俊樹と顔を見合わせた。
そして、二人で前田の方を見た...
前田「....?」
そこに書いてあったのは、俺らにとってかなり面倒くさい奴の名前が書いてあった。

校門前

前田「それでさあ、あの後ヒロインが...」
(はぁ、とうとう来たよ....)
俺らは今、校門の前まで来ている。
俺らが言う、めんどくさい奴にエンカウントしなければいいのだけど...
???2「そこ!ネクタイずれてる!」
男子生徒「あ!すいません。」
???2「そこの子!携帯いじりながら歩かない!次見たら没収だから、学年と組名前。」
女子生徒「すいません!えと、1年4組....」
(うわ、エンカウントしたし...)
前田「そして、そこに銃を持った敵が押し寄せてきて...」
「俊樹いたぞ。」
俊樹「え?うわ!マジか。」
前田「ん?お前ら何見てんだ?」
俺らは、あそこにいる黒髪のいかにも”風紀委員です”オーラを出している、校門前の女子、あいつとは去年少し、前田がらみのことで争ったことがあるが...その時からやたらと俺ら三人組を目の敵にしているので、俺らを見るとすぐに....
???2「ッ!見つけた!」
そう叫ぶと、彼女はものすごい速さで俺らの所まで走ってくる。
そして俺らの前で、急停止して腕を組み...
???2「前田君!ネクタイが緩い!ボタンもしっかり締める!シャツしまって!岡崎君!ブレザーの袖を曲げない!あなたもシャツしまう!岸越君!あなたは....」
俺は、完璧な服装を見せる。
???2「目つきが悪い!もっとキリッとした顔をしなさい!そんな顔してたら、バカな人みたいに思われるわよ!あと部活しなさい!家でゴロゴロするな!私より頭いいからって調子にのらなぁあああい!」
「最後の確実に風紀関係ねえだろ!」
???2「とにかく!三人とも風紀が乱れてる!風紀委員会 副会長の、この北条 美咲が、あなた達を指導します!」
「俺風紀乱れて無いから!」
(もうやだ...)

指導中

北条「全く!あなた達は去年から何にも変わってないですね、特に前田君!」
前田「おれ?」
北条「おれ?じゃありません!貴方が一番風紀が乱れてます!あと勉強もしなさい!」
この、ギャーギャーうるさい人は、北条 美咲、風紀委員副会長を務めているらしい。合併前の去年でも、風紀委員として俺らに何度も指導をしてきたのだが、原因が前田にある。
前田「俺がただ勉強してないだけとか思ってるだろ?」
北条「ええ!そうよ、それ以外に何があるの?」
前田「まあ、あんたみたいな、頭お固いちゃんには到底理解できないことだろうけど。」
北条「なんですって...じゃあどんな理由があるの?」
前田「よく言うだろ?」
北条「何を?」
前田「”能ある鷲は爪を隠す”ってな...まあようするに、あえてバカなふりをしているだけで、実際俺は頭がいいから。」
(多分バカなふりしなくても、バカだぞ)
北条「元々がバカでしょ!あと、”鷲”じゃ無くて”鷹”だから!その時点でバカ丸出しじゃない!」
前田「それもわざとだ!そんなんにも気づかないのか?全く豚に真珠とはこのことだな、ふんっ!」
(うん!使うとこ違う!)
北条「使うとこ違うしぃい!あんたの場合、脳ない鷹は何もできん!ってのがお似合いよ!」
前田「そんな、ことわざあるのかよ!スゲー!」
(本気にするなよ...)
北条「適当に作ったに決まってるでしょ!少し変えただけよ!」
前田「勝手に、言葉作ってんじゃねえよ!ことわざ作った人に謝れ!」
(鷹と鷲を間違えたから謝れよお前)
北条「作った人なんて知らないわよ!」
前田「そんなことも知らねえのかよ。」
北条「あんた知ってるの?」
前田「もちろん、人類に決まってんだろ?」
(いや!確かにそうだけど!違う!)
北条「意味わかんないわよ!名前を言いなさいよ!な、ま、え!」
前田「?そんなの知っとるわけないじゃん、バカなの?」
北条「あんたより、数百倍ましよ!頭おかしすぎて、ついてけない....」
前田「ったく、あんたみたいな置いてけぼりの脳を持った人には、3日先の脳を持った俺の思想にはついてけないってわけか...」
(近いなおい!)
北条「どっちが遅れてるのよぉ~もう、だいたい!あなたの管理がなってないから!彼の脳が残念になってるのよ!いい!岸越君!」
「俺⁉︎俺が悪いの!何でもかんでも俺に押し付けるなよ!こいつの親に言えよ!」
北条「岡崎君もそうだけど、あなたたち二人は、学年でも優秀な生徒なんだから、ダメな生徒をきちんと叱ってくれなきゃ困るの!」
俊樹「え~、それは風紀委員の仕事だろ?俺らに押し付けるなよ。」
「俺は、人に指導するってのがまず苦手だし。」
前田「じゃあ、代わりに俺がやるよ。」
北条「できるわけないしょ!」
「なあ、そろそろ帰っていいか?もう直ぐホームルームだし。」
北条「まぁいいわ、どうせまた後で会うし...」
「ん?また後で?」
北条「まぁ、次は容赦しないから、くれぐれも注意してね。」
「はいよ~。」
俊樹「はいはい。」
(俺と俊樹は引っかかる所なかったよな...)
前田「やるわけねえだろバーカ、ゴフッ!」
彼女の右ストレート前田の顔面に炸裂する。
北条「それと、岸後君!」
「何だ?」
北条「今度のテストは負けないから!覚えておきなさい!」
そう言って彼女は、校舎の中に入っていった。
「別に競ってるわけでもないのに。」
俊樹「まあいいじゃん、それよりホームルーム始まるから、俺らも教室行くか。」
「そうだな。おい前田!さっさと起きて行くぞ!」
前田「オッケー!」
俺らは、急いで教室に向かった。
時は進んで

昼放課

ようやく、昼放課になり俺は安堵の息をつく。
机にぐったりともたれかかった。
(今日も疲れたあ~、何でいつも前田の面倒を、俺と俊樹に任せるんだよ)
藤林「あの..岸越くん、お疲れ中悪いんだけど、向こうで人が呼んでるよ。」
「ん、誰が?」
そう言って、教室の扉の方を見ると、長く綺麗な黒髪をした、風紀委員が立っていた
(何の用だよ...こっちは疲れてるってのに)
藤林「あ..えっと..もしかして...岸越くんの...か..彼女?」
「んなわけあるか、どうせまた、面倒くさい話だろ。」
藤林「そうなんだ...」
「何安心したような顔してるんだ?」
藤林「ん!いや別に!」
「まあいいや。」
俺は、不機嫌そうな風紀委員さんの方に行った。
「なんか用?」
北条「業後、生徒指導部に来てください。もちろん、前田と俊樹君も連れて。」
「だから何で、俺と俊樹が前田とセットになってんの?」
北条「あなた達がいないと、話にならないからよ、あの異星人と話すには通訳が必要だわ。」
(とうとう異星人にまで格下げされたか...てか異星人との通訳って、同類にされてる?!)
北条「それじゃあ、業後指導室で待ってるから、必ずきてよ!」
「はいよ~」
(面倒くさい...)
彼女はそう言って、帰ろうとした時、不意に立ち止まってこちらを見た。
北条「次のテスト、絶対に負けないから。」
それだけ言って、彼女は帰っていった。
(ほんと面倒くさい...)

昼放課

「と言うわけで...お前らわかったか?」
俊樹「分かったけど、なんでまた呼ばれたんだ?」
「いや、理由はあいつしかないだろ...」
そう言って俺は、窓際で外を眺めながら黄昏ている男を指差した。
「あいつ、何やってんだ?」
俊樹「前田、そんな所で何黄昏てんだ?」
俊樹が呼ぶと前田はこちらに振り返って、鼻で笑ってからまた窓の外を見た。
(ムカつくな...)
「お前早くしろ、こっちはさっさと終わらせたいんだから。」
前田「なあ番長...」
「ぁあ何だ?」
前田「どっちを買ったほうがいい?」
「はあ?」
前田「この筋肉陰陽師ゼータか、頑張れ!いさしき君!のコミック、どっち買おう!」
「どっちでもいいわ!」
俊樹「そもそも、すでに二つとも買ってるから意味ないんじゃ....」

風紀委員会室

「失礼します。」
俺は扉をノックして、中に入る。
俊樹「失礼します。」
前田「俺を呼び出すとは!中々いい度胸してんじゃねえの?ぶひゅ!」
黒板消しが飛んできた。
一人撃沈...
北条「ったく、岸越君、岡崎君、前田君、早速だけど、指導させてもらうわ。」
俊樹「なあなあ。」
北条「ん?何?」
俊樹「前田はともかく、何で俺と番長も呼び出されるの?」
前田「それは、俺たちが運命共同体だからだよ!」
「ちと黙れ!」
前田「ゴフッ!」
俺は、一発肘を入れた。
北条「それは、あなた達二人にも指導が必要だから。」
俊樹「ん?俺らそんなことしたか?」
北条「まあ、今から説明するからおとなしく聞いて。」
そう言って、彼女は手に持ったボードを見た。
北条「まず、前田君!」
前田「ん?」
北条「あなたに指導するのは、日頃からの学校生活での態度。」
前田「ん?俺は日頃から真面目だぞ?」
北条「ハァ、どこが真面目なんだか...」
とても呆れた口調で口を開いた。
北条「まず、身だしなみが出来ていないこと、ネクタイずれる、シャツは出る、それにそのふざけた髪型!」
前田「これはくせ毛だ!元々なんだよ!」
北条「あらそう、それはごめんなさい。そして次は、日頃の授業態度!居眠りするわ、先生の話はきかないわ、あなたよう成績に1がつかなかったものだわ!」
前田「俺は、やるときはやるからな!」
(まあ、この学校が甘いだけなんだがな...)
北条「常日頃から、やりなさい!全く、そして極め付けはこれ!」
そう言って、彼女は机に何かの髪を叩きつけた。
「ん?何だこれ?」
そこには、妙な事が書いてあった。
俊樹「最近、女子生徒のシャーペンが紛失する事が多発、二年生限定に...」
前田「そこで、風紀委員が聞き調べをすると、目撃情報に2年B組の前田君が、女子生徒の筆箱から、シャーペンを盗むところを見たという情報があった。」
........
番 俊「ア⁉︎」
俺と俊樹は二人して顔を見合わせた。
前田「うーん、俺...こんな事してたのか....変態だな!」
「いや!認めちゃかんだろ!」
俊樹「お前、マジでやったのか?」
前田「いや、俺は身に覚えがないけど...」
「おい、これって確かな情報か?」
俺は、北条に聞いてみた。
北条「いえ、最初から呼び出すつもりだったけど、私だって今日の昼に知らされて、慌ててたのよ。」
確かに、昼来たときは落ち着いてるようだったけど、少し息を切らしてたかも。
俊樹は「それじゃあ、北条は前田が犯人だと思ってるのか?いくらこいつでもそんなことは...」
北条「勿論、思ってないわ。いくら前田君がバカだとしても、そんな下劣なことするわけないって、知ってるもの、だから今こうして聞いてるのだけれども....」
前田「んー、俺はこんなの身に覚えが無いぞ、だって俺借りたものはちゃんと返すし。」
北条「慌てて否定してないし、今の話している内容も理解して無いみたいだし、後この件は借りパクではなくて、盗まれている窃盗よ。」
前田「接頭!頭引っ付けてどうする気なんだ!」
「バカ!なんで窃盗が、接頭に成るんだよ!作者の打ち間違いからなったとでも言いたいのか?」
(おっと、イカンイカン)
北条「本当にやってないのね?前田君」
前田「ああともさ!この俺自身に誓っても、接頭なんてし無いぜ!」
「窃盗な...」
北条「そう、それだけ聞ければいいわ。」
俊樹「ん?随分とあっさりしてるな、お前ならもう少し追求すると思ったぞ。」
北条「私だって、こんな少ない情報だけで、犯人を決めつけるなんて馬鹿な真似しないわ。それに...」
「それに?」
北条「この情報を提供したやつを信用してないし...」
「提供したやつ?誰?」
北条「本当は教えちゃ駄目だけど、いいわ、2年E組の五味嵐 葛屋(ごみあらし くずや)よ。」
「.....誰?」
俊樹「ていうか名前ひどいなおい!」
「どうして、そいつが信用ならないんだ?」
(北条は基本相手の名前を言う時には、最後に君や、さんなどを付けるのだけど、つけてないってことはよっぽどだな)
北条「まあ、これを言うと個人的感情になってしまうのだけれども...」
「誰にも言わんから言ってみ?」
北条「だってだって!あいつ!いっつもすれ違うたびに、親しくもないのに声かけてくるし!何度か指導したことがあるけど!指導しているのにニヤニヤしてこっちを見てくるし!挙げ句の果てに指導されに来ました!とか変な理由つけて指導されにくるし!何故か避けてるのにわざとぶつかってくるし!正直気持ち悪いのよ‼︎」
彼女は、両腕をクロスさせるようにして縮こまり、物凄くゾッとした様子で早口に述べた。
俊樹「あー...」
「ドンマイ」
前田「御愁傷様で...」
北条「何で!見捨てないで!もう少し考えてよ!前田にも気を使わせてるのよ!」
(確かに、あの前田ですら同情の念を表すのだから、凄いことだろう、実際俺も少し引いた)
俊樹「それってきっと、北条の事が好きなん....」
北条「イヤよ!そんなこと言わないで!」
俊樹の言葉に被せてきた。
俊樹「そこまで嫌うのか、お前にしては珍しいな...」
北条「だって、毎日一通は必ず変なポエムの書いてある手紙を送ってくるのよ!」
俊樹「どんな?」
北条「今日もきたけど、これ...」
そう言って、カバンから手紙を一枚取り出した。
(けど、一応は受け取ってるんだな...)
俊樹「ん~何々、私いつもあなたのそばに...うぇ...」
俊樹が手紙を読み始めて数秒後に固まった。
「そんなに酷いのか?」
俊樹「酷いというか、何というか...確かにこれを毎日送られてくるとやだな。」
「そんなにか...」
俺は俊樹から、その手紙を受け取ると前田と一緒に見た...
「ふーん......え?...はあ⁈マジで⁈...ぅわ~!...」
確かにこれは無い...
前田「と言うか、何でこんなうるさい奴のことを好きになるんだ?」
俊樹「面食いなんじゃない?」
北条「何よ!それじゃあ私が性格悪いみたいじゃない!」
「とりあえず、落ち着け...」
(あ~、面倒くさい...)
「まあ、そのことについては置いといて、とにかく、俺らは指導されることが無いというわけだな?」
北条「まあ...そうね。」
「それじゃあ、俺らはこれで...」
そう言って、北条に手を振って部屋から出ようとした...
北条「ちよっと待って!」
が、呼び止められた。
北条「...あの..その...」
「何だ?」
北条「彼の、対処に手を貸していただけないでしょうか...」
前田「却下!」
北条「何で⁈」
俊樹「まあまあ、そう言うなって、日頃から前田が迷惑かけてるから、手伝おうぜ。」
「うーん...条件付きでなら...」
前田「俺は、手伝わないからな!」
北条「購買のスペシャル弁当無料券プラス、ジュース一本無料券でどう?」
前田「乗った!」
(おいおい...)
北条「ありがとう!それじゃあまず作戦を立てて...」
ガラガラ!
その時、部屋のドアが開いて、俺たちはそちらに目を向ける。
???「私妊娠しましたわ!」
一同「.........はあ!」
......


今回の弓矢くんコーナーはお休みさせてください!by流鏑馬 弓矢

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