先日、現在の両親とのことを書いたけれど、今日は昔話を。
父は自分の父を知らない。小さな頃に亡くなってしまったそう。だから父親がどういうものなのか、子どもとどう接するのかが分からなかったらしい。
私の記憶としても、子どものころは、父親というより「ただのおじさん」がいるという感じだった。
父は父で、父親として接するべく努力していた時期もあったのではないかと思う。
時々、駅まで父を迎えに行った記憶がある。そうするとお菓子を買ってくれて、それがとても楽しみだった。
20代前半のころ、「父親にとっては息子より娘の方がかわいい」的なコメントがTVで流れていて、冗談で「そういうもの?」と聞いてみたら「うん」と言われ、びっくりしたことがあった。たぶん、初めての父親からの好意表明だったような気がする。
私の行動パターンは父親似だ。だからか、おとなになった今は気が合うし、一緒にいても苦にならないし楽しい。
「死ぬまでに一度は行きたい」と言っていたイタリアに二人でツアー参加したのは、いい思い出だ。
今だって二人で出かけたいと思うのだが、父は私と同じく一人でブラブラするのが好きなので、なかなか機会がない。
母は天然な人。若い時は天真爛漫なお嬢様だったのではないだろうか。あまり主体性がなく、人任せ。なのに、とにかく心配性。最近歳をとったせいか、突然ものすごく意固地になることがある。
子どものころは、勉強していい成績を取って、とにかく母の気を引こうとしていたっけ。
こうしないと、私は母の気持ちを手繰り寄せることができなかったのだ。母の気持ちはいつも弟にあった。
弟のために、私は「公立高校へ行ってくれないと困る」とか、「男女逆だったらよかったのに(私が男性で、弟が女性ね)」と言われ、軽く傷ついたりしていたっけ。理由はまたいつか。
中高生のころ、父は単身赴任していて、私は母の相談役だった。今度は相談役になることで母の気を引こうとしてたのかもしれない。
勉強して、相談役になって何だかしっかりした風な私は、おかげでいい会社に就職することができた。
こうやって思えば、今となっては母に感謝なのかもしれない。
真逆の母だけど、今は週に2・3回電話でおしゃべりしたり、時々一緒に買い物に行ったりして楽しく過ごしている。
こんな両親と一緒に過ごして今の私がある。