私は初めての妊娠が流産となりましたが

自然妊娠でした。

初めての妊娠は29才と言うこともあり

次の妊娠もまたすぐ出来るだろう


と安易に考えていました。


生理管理のアプリで記録をつけ始めるも


全く排卵している様子もなく


気付くと半年経っていました。


恥ずかしながら看護師と言う職業柄、母性を学んで来たはずなのに自身の体と向き合う事をあまりしてきませんでした。


夜勤ばかりの生活だから

生理不順は当たり前


ホルモンバランスが崩れてるから

太るのもしょうがない 


かなり安易に考えていた浅はかものでした。


いざ赤ちゃんが欲しいと思った時に私はすぐに出来る状態の身体ではありませんでした。


妊活を始めようと意気込んだもののどうしたら良いかも分からず


同じ職場の人と話している時に不妊治療の話になりました。


その人はお子さんを2人不妊治療で授かったのです。


不妊治療をするなら早い方がいい。


病院もたくさんあるから自分にあった場所を探すのは大変な事


その人の場合は多嚢胞性症候群で卵子の質があまり良くなかった事。


顕微授精を数回のち子宮外妊娠により片方の卵管切除


流産も数回経験があると。



その時の私には初めて聞く単語が多く


心の中で私も流産は経験したけど不妊治療をしないといけないほど授かりにくいのかな…

と落ち込んだのです。

どこか不妊治療に壁があり

私には関係ない

と思っていたのは事実です。



そんな会話から半年


授かる兆しもなく


一度検査をした方がいいのかなと漠然と考え


流産手術の際にお世話になった産婦人科を再び訪れたのです。


そこで私は


多嚢胞性卵巣症候群


と診断されたのです。

あくまでも病気ではなく卵巣がその様な状態である事を呼ぶのですが、ホルモンバランスの影響により排卵が上手くできず、排卵出来なかった卵子が卵巣内にネックレス状に留まっている状態です。

まさしくそのネックレス状の卵子がエコー上にはっきり見えました。


ああ、私が妊娠しない理由はこれだったのか。


原因がわかったところで


私は不妊治療が必要なんだと


改めて現実を突きつけられた気がしました。



正直不妊治療は



妊娠するか


妊娠しないか


白黒はっきりしています。


がんばれば、結果が必ず出る❗️


というものではない



ああ、ゴールの見えないトンネルに私は

これから進むのか




と当時の私は思っていました。



不妊治療は必要?


あの時の私には間違えなく必要でした。


原因に対処する方法がある


それがわかっただけでも一筋の希望が見えた気がしました。


不妊治療と一言でいってもその選択肢はかなりあります。


タイミングでいくか


人工授精か


体外受精または顕微授精か




タイミングひとつでも、自然に卵子が育つのまち排卵直前に医師の指示のもと❤️を行う

と言った自然妊娠と変わりない方法から


排卵誘発剤を使用しながら排卵を促し

誘発剤の効きが悪ければ注射も併用

となります。


私は排卵誘発剤を使用しても排卵できないことも多く

排卵できても生理が来る

という繰り返しでした。


体外受精へのステップで踏みとどまる理由として


やはり母体への負担


そして金銭的負担が桁違いに増えます。


私自身はたまたまタイミングで授かれしたが

やはり月に3、4万は払っていました。

保険適応外の薬を飲んでいた為です。


そして妊活に良いと言われているサプリをいくつも使用していた為そこにも出費がありました。



正直妊活にはお金がかかります。

そしていつまでかかるかわかりません。


でもきっとみんな


いつかこの手に自分の子を抱きたい


その思いだけで先の見えない治療を頑張っているんだと思います。



子を望むすべての人にコウノトリが来ますように


とは願わずにはいられないですね。