ロバート・フランクは著書『ラグジュアリー・フィーバー(贅沢熱)』の中で、モノを買ったときに得られるポジティブ感情は、腹立たしいほど短時間で消失するのに対し、経験、特に他の人と共有する経験にお金を使った場合は、価値のあるポジティブ感情が長続きすると書いている。
研究では、一五〇人に、最近の消費についてインタビューした。コンサート、知人とのレストランでの食事など、経験にお金を使った場合は、靴、テレビ、高級時計などのモノを買った場合に比べ、はるかに大きな喜びをもたらしていた。
また他人のためにお金を使うこと(向社会的消費)も、その人の幸福度を高める。
たとえばこんな実験がある。四六人の学生にそれぞれ二〇ドルずつ与えて使わせた。その二〇ドルを他者のために使う(友人にランチをおごる、妹におもちゃを買う、チャリティに寄付するなど)ように指示された学生たちは、自分のために使った学生たちに比べ、その日の終わりの幸福度は高かった。…』
ショーン・エイカー
「幸福優位7つの法則」 (徳間書店)
