幸せ至上主義は、物質的な富の獲得を決して否定しません。それは単に、物質的な富を、重要性階層の最上位から退かせたにすぎないのです。
私たちは、幸せ至上主義を実践することで―幸せこそが究極の通貨であるという事実を認識し、その認識に従って生きることで―自分の幸せを毎日、確実に増やすことができます。
人生の重要な局面における自問が、物質至上主義に従ったもの―より多くのお金や名声を得るためのもの―ではなく、幸せ至上主義に従ったもの―より多くの意義と喜びを見いだすためのもの―であるとき、私たちは確実に、より幸せな人生へと歩を進めています。
しかし、物質至上主義が蔓延している今日、人々はあまりにも頻繁に、誤った自問を発しつづけているようです。
学生たちは、自分たちがより多くのお金を稼ぐことを、大学がどのようにして手助けしてくれるのかに、いちばんの関心を向けています。仕事を選ぶときにも、彼らが発する問いのほとんどは、成功や名声を得るためのものです。憂鬱さのレベルが上昇の一途をたどるのは、当然のことなのです。
幸せ至上主義は、問い中の問いの発生を促します。
それは私たちに、
「どうしたらもっと幸せに生きられるのだろう?」と自問させます。
それは私たちに、
「自分はどんなことに意義を感じるのだろう?どんなことに喜びを感じるのだろう?何が得意なのだろう?」と自問させます。
それは私たちに、
「自分が本当に、本当に行いたいことは何なのだろう?」と自問させます。』
タル・ベン・シャハー
『ハーバード大学の人気№1講義 HAPPIER 幸福も成功も手にするシークレット・メソッド』

物質的な富=幸福ではない…とすれば、どうすれば人は幸せを感じることができるのか?
その答えを研究していくのが、肯定心理学(ポジティブ・サイコロジー)で、この本はその心理学の研究結果をもとに、幸せになるためには?…の答えを具体的に紹介してくれてます。とても興味深い内容で、肯定心理学についていろいろ本を読んでみたいと思いました( ̄▽+ ̄*)
やや抽象的になりますが、著者の考えをまとめた箇所が最後にあったので載せてみました↓↓↓
『 幸せにとってのいちばんの大敵は、おそらく、何か一つのもの―本、教師、恋愛、結婚、成功、受賞、啓示等々―が、永遠の至福をもたらしてくれるという誤った期待です。これらはみな、私たちの幸せに貢献しうるものではありますが、ほとんどの場合、それらにできることはせいぜい、幸せな人生というモザイクの小さな一片になること止まりです。
おとぎ話的な幸福感―何かが私たちに永遠の至福を運んできてくれるというアイディア―は、私たちを落胆にしか導きません。持続する大きな幸せは、ほとんどの場合、一つの劇的な出来事によってではなく、幸せな体験を一つ一つ積み重ねていくことで、少しずつ、徐々に築かれるものなのです。
私たちは、愛する人たちと触れ合いながら、新しい何かを学びながら、また仕事をしながら、それらのなかに意義と喜びを見いだしているとき、幸せに生きています。そして、そうやって意義と喜びに満ちた体験を積み重ねていくことで、徐々に、しかし確実に、永遠の至福へと近づいていきます。
これがすべてです。』