※定義如来(定義さん)は、仙台市都心部から西、大倉ダムの北西部の山中にあります。本尊に阿弥陀如来像を祀り、古くから縁結び・子授け・安産にご利益があることで知られています。
※開祖ともいうべき、肥後守・平貞能(たいらのさだよし)は、平重盛(たいらのしげもり)の重臣でした。貞能は、今から約8百年前、平家が壇ノ浦の戦いに敗れ平家滅亡の際、平重盛より託された阿弥陀如来の御霊像をまもり、源氏の追討をのがれて、この地にやってきました。そして貞能は、源氏の追討を逃れるため名を定義(さだよし)と改め、この地に隠れ住みました。それ以後、この地を定義(じょうぎ)と呼ぶようになり、阿弥陀如来を「定義如来」と呼ばれる由縁となりました。貞能は、重盛から預かった阿弥陀如来の宝軸を安置するため堂を建て、阿弥陀如来像を安置し安徳帝と一門の冥福を祈ったそうです。貞能の没後、従臣達は貞能の遺命を奉じ、墓上に小堂を建て阿弥陀如来の宝軸を安置し守りました。その後従臣の早坂源兵衛が、自ら出家し浄土宗西方寺(定義如来)を開創されました。
※昭和6年に建立された楼門形式の山門です。山門入り口左右には、密迹金剛神(阿形)、那羅延金剛神(吽形)の金剛力士が立って、伽藍守護の役目をしています。また、内面には、世親菩薩、無著菩薩が安置されています。
山門前には土産物店・食事処が並んでいます。
※定義は密かなグルメスポットとしても知られており、三角油揚げ・焼めし・味噌田楽などがおいしいです。
名物の味噌田楽と「三角油揚げ」。揚げたてアツアツの油揚げに、醤油と七味をかけて食べると最高に美味しいです。一個百十円です。
※現在の貞能御廟は昭和2年に建替えられたもので、それ以前までの旧廟の形であったさや堂を取って建立されています。この堂は、平貞能の遺言により墳墓の上に建てられており、自然の小高い丘の上に位置しています。
御廟には、山門と同様、御廟入り口の唐獅子、堂内の風神・雷神など緻密な彫刻が施されています。
※定義如来のシンボル的存在となっている五重塔。平貞能の菩提を弔い、貞能への報恩感謝とその供養、そして未来永劫の人類の平和を祈念するシンボルの塔として建立されました。高さは約29mで、総青森ヒバの白木で造られています。
※平成11年に建てられた新本堂は、20世紀最大の総青森ヒバ木造建築として、6年の歳月を費やして、完成しました。新本堂は旧本堂(貞能堂)をそのままスケールアップさせたような形となっています。
本堂内は祈祷を受けない方でも参拝でき、又車椅子の方でも祈祷を受けることが出来ます。本堂の右手は、寺務所棟となっており、案内、祈祷の受付を行う寺務所、御守り授け所、公衆トイレ(車椅子用有り)等があります。又寺務所棟には授乳室、キッズルームがあり、子供連れでも安心して祈祷を受けることができます。





