再度言いたい。


やれ150円を超えた とか

やれ160円を超えた とか

やたら仰々しく円安を報道する この国の

メディア。


まるっきり 

日本のテレビ局や大手新聞社は

財務省の広報マシンと化してる。


歴史を全く検証しない その態度は

ジャーナリズムからは かけ離れている。


人形劇のピエロ役を財務省に操られてる自覚が

メディア自身には まるで無いから

そら恐ろしい。


高度経済成長期 

円は1ドル 360円だった。

85年プラザ合意直前 

円は1ドル248円だった。

それが3年後 124円にまで高騰して

日本はバブル経済と

あとから呼ばれる事となる。


日本が景気が良かった時は

いつも円安だったのを

どうしてメディアは取り上げないのか?


自国通貨安は

近隣窮乏化政策 と高校で習わなかったのか?

経済の常識だ。


輸出企業 特に大企業は通貨安は追い風となる。

日本の経済で輸入は全体の約2割。


つまり円安は輸入関連企業の向かい風を

カバーして あまりある利益を

国内経済にもたらすのだ。


その結果

4年連続で税収が増え

昨年度は73兆円近くに 過去最高を記録。

円安で ずうっと税収が増え続けてる。


増えて無いのは賃金と家計支出。

つまり

食料品など値上げが続いてるのに

賃金が 値上げを上回るほど上昇しないから

皆んな消費を控える 当たり前だ。


控えると言っても

食料品の値上げもあって

その分消費税も多く支払う。

しかし法人税や所得税ほどは伸びてない。

増えてるのは法人税と所得税。


円安で国は

外貨準備の含み益が莫大に増え

税収は過去最高となって

国家財政は 儲かってしようが無い状況。


なのに

健康保険料の増額や

こまごま増税やらで

国民だけは 負担増を強いられっ放し。

おかし過ぎるだろう。


賃金も満足に上がらない中

物価上昇で苦しむ国民に

何故 儲かってる分を

政府 財務省は 

国民に還元しないのか?!


もう日本の国民負担率は

欧米並みの50%に近づいているのに

(つまり所得の半分近くが 国に徴収されてる)

まだ 財務省は

借金が13百兆円もある

プライマリーバランスを取らなきゃ

大変な事になると 危機をあおる。


何かと言うと

円安で国力が低下して…と危機をあおり

まるで根拠が無い戯れ言に

騙されてはいけない。

財務省の虚言を

鵜呑みにして 不安に思う事は

何ひとつ無いのだ。


日本の純資産と純負債をバランスシート化したら

日本には充分な資産があって

大借金国じゃないのが明白。


13百兆円という金額だけを取り上げて

騒ぐのは 明らかに間違ってるのだ。


企業の経営診断と同様

国家財政もバランスシートで

正しく判定すべきだ。


何度も言うが

円安は国力の低下とは 全く関係ない。


流通通貨量が小さい日本の円は

投機マネーの格好の餌食になっていて


為替の専門家によれば

円は 1ドル 110円ぐらいが

実体だと言う。


それだけ ドル/円相場に

投機マネーが流れ込んでる訳だ。


財務省が

今本気で取り組まなきゃならないのは

増税でも

プライマリーバランスを取る事でも無くて


実体からかけ離れた円安へと

マネーゲームを仕掛ける投機マネー筋に

痛い目に合わせて

二度と立ち上がれないくらい

大損させる事ではないか。


為替相場をマネーゲームの場にしてる

金融マフィアを駆逐して

市場メカニズムでの正常な為替相場を

取り戻すのは

健全な市場経済にとって

必要不可欠な事だからだ。


いいように舐められたままで

いいのか?!