私は過去の栄光で書道の師範代免許を持っているけれど、鈴木家の子供たちはどちらも書道も硬筆も習っていない。
母が教えられるというのもあるけれど、
普段から字を本気で書いてれば、わざわざ習う必要はない
という考えから。
10年以上、書道教室に通わせて貰ったのに、この言いぐさ。
塾もそうだけど、通う往復の時間を考えたら家でやった方が話が早い。
子供達の家庭学習の丸付けは私が担当しているけれど、基本スタンスは
母が丸つけをしたくなるような字で書いて持ってこい

汚かったら✕とかではなくて、母がムカついたら問答無用で✕。
丸つけを母にしていただいてるという心持ちでいろ。
母をムカつかせると
このうんこみたいな字の丸付けはしたくないわ

と、めちゃんこ冷たく返却される。
ちびこさんの毎日の宿題で、
ノート1ページ分の漢字の書き取り
といったものがある。
ただ、
上上上上上上…
みたいな書き取りではなく、
上を見る。
みたいな短い文章をどんどこ書いて、1ページ埋める感じ。
上を見る。耳をすます。
みたいな文の漢字を、親がチェックして提出なはずだけど、ひらがなまでチェックの嵐でページ真っ赤。
上手く書けたら◎や花丸も加わるので、さらに真っ赤。
そして先生の丸とコメントも加わるので、最終的には、赤すぎてよく分からない感じになって返却される。
てか林(し)じゃないわね…。
さらに算数や、ひよこは理科と社会でも、
母が一瞬でも読めなかったら全部✕
ルールがあるので、それなりに丁寧に書くし、1年生から徹底していたので、かなり上手く書けるようになった。
算数でも丁寧に書くというのは、計算ミスの減少に一役かっていると思う。
濁点、句読点まで気合い入れて書け

って多分1000回くらい言ったと思う。
時間なくて殴り書きになっても、普段からキレイに書いてると、殴り書きでも読める殴り書きになる。
そして昨日の勉強中。
なんでこれが✕なの?
すごいキレイに書いたはずだけど

とひよこさん。
あのね。
答えが全然違うんだわ

なんで平行線と書かねばならない所に、無駄にキレイな字で水平線って書いてんのよ
