光と影と逆さの庭ほうきのお話 | 空・そら・想う

光と影と逆さの庭ほうきのお話

 小高い森の頂きにある小さな神社境内の中・・・ 



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あまり訪れる人もないその場所へ 季節の間を旅する風が私を誘ってくれました




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                  無機質のブロックは 長い年月そこに居て
                  すっかり森と同化し 体をくねらせ横たわって寝ている間に龍神様になっていました

                  ぐっすり寝ていたので 起こさないように そっとそっと歩きました   


 
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「珍しいお客さん、よくおいでなさった」
   森の番人さんが 誇り高き逞しいその体を陽ざしに照らしながら迎えてくれました
 



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                    そして風は 私をその場所へ導き、私は光と影に出逢いました

                   その光は 私を見つけると 語りかけてきました。
                   「わたくしは、影の一部であり、影はわたくしの一部なのですよ」

                    光を抱いた影も言うのです
                   「ぼくの深い闇は 光によって浄化されてゆく。きみの心に光は届いているかい?
                    さあ、今日はこの光を少し持って帰るといい・・・」

                   そういって、わたしのポケットに光を少し分けてくれました。




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 すぐ近くで その様子を見ていた逆さの庭ほうきが私に言うのです。

「長居は無用、さっさと家にお帰り」 



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私は 小さな神殿の竜神様にお礼を言って、長い階段を下り家路へと車を走らせました。




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                 この日は2011年3月11日、会社へ着いたのは午後1時30分頃だったでしょうか・・・
                 竹の庭ほうきが、さかさまに立ってなかったら、私はまだ森の中だったかもしれませんね

                 庭ほうきさん、ありがとう❤


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