岡本太郎作 「明日の神話」。
渋谷駅は利用することが多く、この絵もよく目にしてはいるが、
なかなかブログに書く機会がなかった。
今日はふと書いてみようと思った。
じつは、この絵との出会いは4年ほど前にさかのぼる。
たしか2006年の夏だったと記憶している。
その頃、わたしはまだ海外に拠点を置いていたが、
その年の夏、日本に一時帰国した際、
仲の良い従姉と久しぶりに会うことになった。
その日は彼女が日テレ近くで仕事があるということで、
テレビ局の近くのお店で会おうということになった。
一緒に食事をしたあと外に出ると、
日テレ広場になにやらたくさんの人が集まっていた。
不思議がるわたしに、従姉は声をはずませながら
「ああ、そうそう、今日だったのね。ラッキ~
」と言った。
「一体どういうこと
」と目を白黒させるわたし。
従姉に引っ張られ広場へ行くと、そこには一枚の巨大な絵があった。
「………」
それを目の前にしてわたしはしばらく言葉を失ってしまった。
その絵から解き放たれる迫力と、とてつもないエネルギーに
圧倒されてしまったからだった。
そして従姉からこの絵にまつわるエピソードを聞いた。
(ずっと行方不明だったがメキシコで発見され
日本へ戻ってきたという)
従姉はテレビ番組でこの絵のことを知って以来、
ぜひ観てみたいと思っていたのだそう。
それがしばらくの間この広場で公開されるということで、
その日が初日だったらしく多くの人が集まっていたようだ。
ところで、その時のわたしには
その数年後の自分が日本に帰国することになり、
やがて日ごろ利用する駅でこの絵を目にするようになる、
などということは到底想像もしていなかった。
人生ってある意味「予測不可能」。
数年後の自分さえも想像できなかったりするものだから。
この「明日の神話」 は「原爆」というテーマが描かれているが、
そこには明日につながる強い生命力が満ち溢れていると感じる。
いつもこの絵の前を通るたび、わたしは
"ある種のパワー
"みたいなものを与えてもらっている気がする。
