おはようございます。
今日で震災から3662日目です。
「反教育論 猿の思考から超猿の思考へ」泉谷閑示 著
という本に出会いました。
この本に記されている内容は まさに我が意を得たりという感じで 、私が現代の教育の在り方に疑念を抱いていた問題点をとても解りやすくまとめてありましたので、ここに紹介させて頂きます。
情報を集めても「既存の価値観」に当てはめているだけでは「考える」ことにはなりません。「知識」があっても「思考」がなされていません。ましてや「記憶力」というものはさほど信頼がおけるものではありません。
この記憶力のように年齢とともに低下するものを「流動性能力」と呼ぶそうです。
それに対して「結晶性能力」と呼ばれるものがあります。
こちらは、「経験を積み重ねることによってどんどん磨きがかかっていく」もののことです。
対比してみれば分かるように、今の日本の「入試や資格試験」などで試されているのは、「流動性能力」です。
──「流動性能力」を測定する試験ばかりを重要視していることは、社会そのものを内部崩壊に導く原因となりかねない深刻な問題である。
つまり、いわば原始的な知性ばかりが重視され、社会の重要なポジションには真の思考力を持つ人間が滅多に見当たらないといった、とても奇妙な社会が作り出されてしまうからである。──
記憶力重視教育への反省がなかったわけではありません。
個性重視ということがいわれたこともありました。
しかしこれが「思考力」を育てることには繋がりませんでした。
それをさまたげたのは日本特有の「ムラ社会」というものでした。
──わが国の学校という場において、「社会性を身につけさせる」「集団行動のスキルを身につけさせる」という名目で行われるのは、「ムラ的共同体」でいかに良きムラ人になって適応するかということである。
それはすなわち、いかに個性を抑圧して「個人」としてムラから突出しない「従順」な人間になるかを叩き込まれることである。──
「個性」は「ムラ的共同体」が許す範囲内で許容されるものでしかありません。この先に道徳教育というものがあります。
──「道徳」教育というものが生み出すのは、「服従」的精神を持った「心」の弱体化した人間か、「道徳」の刷り込みに対して健全な「心」が「反抗」する荒れた状態のいずれかなのだ。──
では「考える」ということはどういうことを意味しているのでしょうか。
泉谷さんは大きく2つのことをあげています。
1つは「懐疑的精神」です。
──ある既存の考えを示された時に、まずは「本当にそうだろうか?」と疑うことから始める、ということである。これは、そもそも人間の自我の本性にかなった性質である。──
ちなみに泉谷さんは「自我」をこう定義しています。
「『頭』が『心=身体』と一体になって融和的に働いていて、未だ歪みを被っていない状態の精神のことである」と。
「頭(=理性)」に振りまわされることなく「心」を手放さないこと、これが、人間活動全体に重要な「結晶性能力」に繋がっていきます。
2つめは「即興性」です。
──即興性とは、人間の「心=身体」側に備えられている野性的英知である。
しかしやっかいなことに、進化上では後から登場した「頭」という理性システムによって「心=身体」自体が劣ったものと見なされ、その特質である即興性までもが軽視されてしまった。──
もともと人間を囲む大自然は「予測不可能」なものです。
その中で「生きる動物」には「即興性」が必要でした。
しかし人間の「頭(=理性)」は「即興性」を認めようとしません。
それはダイナミック(動的)なものをとらえそこなうことにも繋がります。
「頭」はダイナミック(動的)なもの捉える場合、「微分して」スタティック(静的)なものとして取り扱っているのです。
泉谷さんはそこから「茶道や武道、芸能」などでいう「守破離」をこう重要視してこう記しています。
──「守」にあっては畏敬の念をもって師を見習う必要があるのだが、「破」においてはそれを打ち捨てて、懐疑的精神や反骨精神によって師の引力圏を脱しなければならないのだ。
そしてさらなる「離」においては、「破」において重要な役割を果たした反骨精神をも捨て去り、もはや師を反面教師として意識することもなくなる。
そして「自分」とか「独自性」といったものへの執着も脱して、「自由」になっていなければならない。──
「考える」ということは「人間らしく生きる」ということなのです。
道徳の刷り込みや知識のすし詰め教育などというものは「自由」から最も遠い道であり、人間から逸脱し「猿へと向かう道」でしかありません。
それは「意味を見失った」人間を作ることにしかなりません。
それは「人間の空疎化」にほかなりません。
「服従」を拒否し、「自由」に向かうためにこそ「考える」ということがあります。
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