
5284日目
おはようございます。今日で震災から5284日目です。
メンタルが弱い子と言っても、その原因は様々で単純に根性が無いとか気が弱いということではないと思っています。
現象としてはそういう風に見えますけど実際は千差万別色々な理由からメンタルの弱さが現出しています。
私が見ている子でよく感じるのは、今の年齢まで経験しておかなければならないことや、身につけておいた方が良いことを身につけていない、又は経験させていないことから生じた精神的な成長の遅れ
自分のネガティブな感情を制御する機能が圧倒的に低く、置かれた状況に流されて己を見失い、立て直すことが出来ない段階まで行ってしまうということです。
さて、原因は様々と書きましたが、これに対してメンタルを強くする、精神性を引き上げるということに対する方法論は、それ程多くありません。
というよりも、メンタルが弱い人間がそこに向き合った時に現れる心の葛藤や反応は苦痛を感じる、恐怖を感じる、嫌だと思うという 同じもので、原因が異なっても似通った同じ質の心の状態に向き合うことになります。
それに対する耐久性は元来の性格や反応、置かれた環境や状況、周りの人間たちにより異なりますが、精神的な成長が遅れていたり、自制心が薄弱であれば、自身の置かれた立場を冷静に分析、精査することも出来ずに路頭に迷います。
その時に、親や友人、私たちのような立場の人間たちがどのように振る舞い、声をかけ、どのような関係性を築くかによりその子を取り巻く空気は変化をしていきます。
幸いうちにはそういうタイプが多く、そういう子たちの心が解るというか、そういう子たちにとって居心地の良い空気感を作っているようです。
私が特別何かをしているわけではないのですが、類友の法則が発動しやすい環境作りはしていますかね。
決して「メンタルが弱くてもそのままで良いんだよ」とは言いません。
時間は問わないから自分のペースで、自身の壁に向き合い、乗り越えて、自分を厚くしていきなさいというスタンスです。
あくまで自分主導です。
それでも学校は行かなくても、うちには来てくれる子も沢山いるので、そういう子たちにとって居心地は良いのかもしれませんね。
こういうのは答えは無いと思っています。
性格が様々なのに方法論が固まっていたら齟齬が出ますからね。
ただ、そういう子たちであっても成人を迎える頃には、親から社会から色々なことを求めろれるようになりますし、社会に出れば特別扱いはしてもらえなくなりますからね。
それまでに彼らが生きやすくなるようなピースを一つでも多く手に入れられるよう頑張ってくれる手伝いを出来れば良いな〜という心境です。
自分で歩く気持ちがあるならば棚上げしても良いと思います。
しかし、歩く気持ちがないならば、棚上げし続けた借金はいつか自分の首を絞める結果に繋がります。
その先を見据えた考え方と行動を積み重ねることを少しづつでもやっていくことが、未来の自分を救うことに繋がるのだと思っています。
頑張れ若者よ!