厚労省日報ダイジェスト(福島県版)3月11日(月)(第597報)
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厚労省日報ダイジェスト(福島県版)3月11日(月)(第597報)
3月11日。
この日は牛肉64検体(県内全域)の検査が行われ、
(少し限界値は高めですが)検出限界値以下の報告がありました。
(Ge12~20 Bq/kg以下)
福島の牛は、放射能セシウムの全頭検査が行われており、
この牛肉64検体の他、
県外でと畜された県産牛肉54点からもセシウムは検出されませんでした。
福島民友新聞の記事(3月10日付)によれば、
県内の畜産業は、飼料となる牧草をめぐる、
さまざまな課題が残されているといいます。
牧草・飼料作物の放射性セシウムの暫定基準値が、
1キロあたり100ベクレルと厳格化された昨年4月以降、
多くの牛農家は自前の牧草を食べさせられなくなり、
組合などから配布された代替飼料に頼ってきました。
しかし、東京電力からの補償が前提となる代替飼料は、
いつまで配布されるかが不透明で、牛農家は
「代替飼料の配布はできるだけ長く続けてほしいが、
いつまで続くか分からない」
と不安を抱いているといいます。
牛農家は
「(代替飼料がなくなれば)草地がない農家は牛に食べさせる餌がなくなり、
草地がある農家でも野草の割合が多かった人は飼料の量が大きく減少してしまう」
「今いる牛の頭数を維持していくためにも、
国、県は土手草などの除染の方向性をできるだけ早く確立してほしい」
と切実に求めているそうです。
こうした農家の声に対し、
福島県はあぜ道の草を飼料に利用できるように、
放射性物質のサンプル調査の手法を検討する方針でいるといいます。
福島民友新聞の記事(3月7日付)によれば、
あぜ道の草は、農家個人が所有しているため、
飼料用牧草のような放射線量の管理が徹底されていないほか、
国の基準値を超える草が多いため、
県は中通りと浜通りのほぼ全域で利用の自粛を呼び掛けてきたそうです。
農家からは自粛解除を求める要望もあり、
県は今後、土壌から草への放射性物質の移行率などを調査した上で、
自粛解除に向けたサンブル調査手法を確立したい考えでいます。
現在、福島県の牛は、その多くが検出限界値以下となっていますが、
もしあぜ道の飼料が利用できるようになれば、
牛にセシウムが移行してゆく可能性も大きくなります。
国や県は、住民の帰還に1ミリシーベルト問題が大きなネックになるっていると言い
安全基準の見直しを示唆する発言を繰り返していますが、
他にも、食品の基準の見直しなど、
なし崩し的に安全基準を緩めてくる可能性もあります。
あぜ道の牧草を食べて、多少のセシウムが移行しても、
100Bq/kg以下ならば問題ない、
と考えるのではなく、
あくまでも「安心・安全かどうか?」の最終的な判断は、
「消費者自身」が行うという事を忘れずに、
1Bq/kgでも低い農作物を作る努力を続けるとともに、
(検出限界値を下げ、ストロンチウムなど他の核種も測った)
しっかりとした測定を行い、
「判断する材料」を消費者に、きちんと与えてほしいと思います。
基準値超過 なし
放射性セシウムが測定された作物
なし
検出限界値以下だった食品
牛肉64検体(県内全域) Ge12~20 Bq/kg以下
参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002x2ok.html
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