11月30日、黒田原駅から芦野へのバス時刻が合わないのでタクシーで芦野宿の外れへ。
芦野宿を出て白坂宿を超え白河までたどり着かねばならない。約24~5キロの道のりか???
9時過ぎには栃木県と福島県の県境に到着。
「境の明神」がある。
玉津島明神(女神)と住吉明神(男神)が国境の神として祀られている。女神は内(自らの国)を守り、男神は外(他地方)を抑えるという。
ずんずん歩く・・・そろそろ白坂宿か!
ここも屋号で呼び合っているのだろうか?
「桔梗屋」「稲荷屋」「中丁子屋」とか「隠居丁子屋」と言うのも・・
「雨が降っても傘いらず」と言われるくらい軒が連なっていたらしいが、たくさんの屋号を見るとイメージが浮かぶ。
白坂宿を出ていよいよ白河宿へ7キロだ。
時計は11時前。早朝のスタートが生きた。
馬頭観世音と牛頭観世音が並んでいる。
畑のあぜ道に’’’ごみは絶対に捨てるな’’と書かれた板が立っている。
マナー守ろう!!
金売吉次兄弟の墓がある。
金売吉次は平安末期、都と奥州を行き来する金商人(あきんど)で、牛若丸(源義経)を奥州藤原秀衡の下に送り届けたと伝記として伝わる人物で、平治物語/平家物語/義経記/源平盛衰記などに登場する。
▲道の途中の地蔵尊
雲行きが怪しくなってきた! 急ごう!!
南湖公園/小峰城/白河の関と書かれた標識が見えた。
もう白河も目の前、野菜たっぷりの白川ラーメンでやっと昼食にありつく。
いよいよ白河だ!!!が、今日はここで終わり。
威厳十分の白河だるまが座っている新白河駅前16時前のバスに乗りキョロロン村へ。
完歩には1~2日早いが前祝も悪くないと、白河の奥座敷新甲子(しんかし)温泉の自家源泉かけ流しの宿「御峰荘」を予約している。
途中から雪になりすぐに積もり始めた。
新甲子温泉辺りは標高800メートルと言うからこの季節の雪は珍しくないのだと。
キョロロン村バス停16時25分到着。
もう暗くなり始めている。この一帯は西郷村といい阿武隈川の源流に当たるらしい。
今夜は露天風呂で雪見風呂と洒落よう!!!