11月11日、一週間ぶりの街道歩きだな、鍋掛宿・堀越宿を発って芦野宿まで歩く。
黒磯駅からゆーバスに乗り、先日の鍋掛十文字で降りる。
ほほえみの寺の看板に朝からニコッとする。
山門脇に樹齢250年というしだれ桜があるが、季節になると山門と重なった風情を想像した。ここにも戊辰戦争で戦死した藩士の墓がある。
那珂川の手前に「おとり鮎ぷくぷく」の看板がかかった店があるがまだ閉まっていた 残念!!
鮎の塩焼き食いたかったなあ
那珂川を渡って堀越宿に入った。
車も人もほとんど見かけず田畑が広がっている。
寺子の一里塚に着いた。江戸日本橋から四十二里(約165キロ)かぁ
余笹川の辺りは平成10年8月末に大水害にあった所で、当時の水位の高さが電柱に記されている。
道端に弁慶の足踏み石がある
源義経が奥州平泉に落ち延びる際に家来の弁慶が踏み抜いた草履跡らしいが・・
畑が続く道を歩いていたら那須町に入った。
道端に夫婦石がある。
これには夫婦石伝説がある。
昔、盗賊に追われた男女が岩の裂け目に身を隠したところ白蛇が二匹現れ、岩を動かして盗賊を脅かし追い返した。その後二つの岩が夜な夜な寄り添うところから「夫婦石」と呼ばれるようになったとか・・
14時過ぎ、芦野宿に着く。
芦野宿は小さな城下町で鎌倉時代初期から芦野氏が支配し、徳川時代には三千石の旗本になったという。
帰りのバスを考えるとゆっくりと散策する余裕はなさそうだ。
後日来ることにして、今日はぐるりと一回りで終わろう。
人は見かけず車の往来もほとんどない。
ここも屋号で呼び合うのだろうか・・唐傘屋とかほてい屋とか・・
芦野仲町を15時35分のバスで黒田原駅に向かい、そこからJR宇都宮に行った。