3月23日、愛しき屋久島を後に
潮騒で目が覚める。部屋のデッキから裸足で浜に出る。
静けさの中でザーッザーッと寄せては返す波
時を忘れてしまいそう
夜のフライト時間までまだまだある。
中学二年間を学んだ「一湊」に向かう。
一湊中学は2013年(平成25年)3月に閉校になったが、
校門跡に立つと記憶がよみがえってくる。
漁港にはたくさんの船が泊っている。
昔はサバ漁が盛んで大漁旗を掲げて帰って来ていたが今もそうであってあってほしいな。
赤い灯台が見える。
釣り糸を垂らしている人が何人もいる・・のどかな風景だ
登下校で毎日見ていた布引の滝は岩肌が見えるだけで全然流れていないが、
公園は集落の人たちの奉仕できれいに整理されている。
西郷隆盛の上陸の地・一湊浜は永田いなか浜と同じくウミガメの産卵地だ。
海水浴場やダイピンズスポットもある。
悪友達と「山学校」しながら3キロの砂利道を通学していたのを思い出す
もう60年も前の事だが・・・
皆で山に入り、グミ(菓子ではない)や野イチゴや山ぶどうを取って食べ、
一湊浜で遊び泳ぎ、弁当を食らい(当時は給食と言うものは無かった)、
学校に着くのは2時限か3時限が終わるころ 当然怒鳴られはしたが・・
滝滑りしていた場所は木々が生い茂っていた。
若い人は「山学校」って知っているかなぁ
バスで宮之浦に向かう。
今日もトビウオのから揚げ定食にした・・東京に帰ったら食べられない
最後に尾之間温泉に向かう。
数百年前、傷ついた鹿が傷を癒しているのを狩猟者が発見したとわれる共同浴場だ。
@200払う。
源泉は49°湯船の底からぷくぷく湧き出している。
地元の人に”何回もかけ湯しないと熱くて入れないよ”と言われ、
何回も何回もかけ湯して湯船に
熱いけど気持ちいい 肌はヌルヌル
湯船から上がり水をザーザーかけてまた湯船に
気持ちいい~
外に出ると今にも雨が落ちてきそうな雲が垂れ込めている。
バスで空港に向かうと間もなく、屋久島特有のバタバタッとバスの窓をたたく激しい雨が降り出した。
空港に着いたら雨降った??と地面も全く濡れていない。
屋久島は高い山々のおかげで、島の半分が雨でも半分は晴れていたり、その逆だったり!!
これが屋久島なのだと最後まで感動しながら、プロペラ機に乗った。
▲愛しき屋久島を後にプロペラ機に
社会に出て初めて、9日間(土日祝含めてだが)のフリータイムを持った。
屋久島は6度目だが6日間も過ごせたお陰で、他人からするとなんと非効率な行動かと思われるバスで、
フリーパスを使ってあっちに行きこっちに行きが出来た。
白谷雲水峡・太鼓岩や屋久杉ランドは5年前に訪れたので、今回は外した。
白谷雲水峡苔むす森からさらに50分くらい登った太鼓岩1050m
晴れていれば超絶景なのだが残念😢😢
▲2019年に訪れた白谷雲水峡
屋久島は訪れるたびに変わっているが、私の中では人々の温かみとか空気感とか内面は何も変わっていない。
嬉しかった!!!