3月22日、屋久島空港近くでレンタカーを借り、西部林道世界遺産地へ

 

西部林道は昨年の台風で橋が流出したため、一部通行止めで通り抜け出来なかった様だが3日前に解除されたばかりだった。

運がいい

今日は屋久島を一周するが時計回りか逆回りか・・

問題は西部林道の中の世界自然遺産になっている約15キロの区間にある。

道幅が車一台分しかない・・もちろん大型車は通れない。

すれ違う時はどちらかが退避場所にバックしなければならない。

時計回りにすると海側を走る事になるので崖だし・・さてという事で逆回りにする。

 

空港から宮之浦、志戸子、一湊(いっそう)・・志戸子から一湊まで中学通学時に歩いていた道で懐かしい、当時は砂利道だった・・、「吉田」集落(平家の落人が上陸した)を抜け、しばらくすると東シナ海展望所に着いた。

三匹の子亀の石像がお出迎えしてくれる。 

眼前は東シナ海、絶景!! 

向こうに見える島は口永良部島(くちのえらぶじま)、今も火山活動している。

屋久島から12キロくらい離れているが、一日一便の屋久島町営フェリーが宮之浦港から出ていて1時間40分程度で行くことが出来る。 

 

少し走ると夕日の丘展望所がある。ここでも石像の亀が迎えてくれる。

東シナ海展望所も夕日の丘展望所も沈む夕日がたまらないらしいが、夕暮れ時ではなくても素晴らしい眺めだ!

永田いなか浜は今日の宿泊地にしているので素通りして、横河渓谷へ。

”よっこけいこく”と読むらしい。

「永田」集落からは少し離れていて歩くと30分くらいか?

大きな花崗岩がゴロゴロしていてエメラルドグリーンの水が美しい。

 

レンタカーは17時には返さなきゃならないので、屋久島(永田)灯台には向かわず西部林道へ向かう。

もう言葉にするのも馬鹿らしい位に表現が見つからない

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▲道路で普通に、野生の鹿に出くわす

▲猿も、あちらこちらで見かける。毛づくろいしていたり、人間を威嚇したり。

 

 

世界自然遺産区域を抜ける(時計回りなら入る)手前辺りで海岸を見下ろすと、海に突き出た尖った岩が見える。

神様が海を見守っている・・立神だ。

瀬切橋付近からの眺めが壮観!

1時間20分の西武林道世界自然遺産との触れ合いはこうして終わった。

 

大川の滝(おおこのたき)に着く。

日本の滝百選の一つだ。高さ88mから滑り落ちる様は雄々しいの一言。

学生時代に屋久島に来た時、志戸子の仲間数人とここに来たことを思い出す。

 

「栗生」から「中間」集落へ。

ガジュマルが城門の様に構えている。

 

 

昨日の湯泊、平内を過ぎ、民宿:とんとんの前を過ぎて千尋の滝(せんぴろのたき)へ向かう。

落差60m、岩盤のでっかさに圧倒される。花崗岩の一枚岩だ。

▲この一枚は2019年5月に訪れた際の千尋の滝

 

千人が手をつないだ広さのスケールだという事から千尋の滝と名付けられた。

途中の竜神の滝もトローキの滝に負けず劣らず美しい。

▲竜神の滝

 

レンタカーを返し、屋久島空港からバスで宿泊地「永田いなか浜」に向かう。

ここはウミガメの上陸日本一の場所で、ウミガメの産卵の様子や産卵した後、海に帰っていく様を観察できるのだが、まだシーズンではない。

5年前の5月に訪れた時その様子に感動した。

 

「永田お宿の会」加盟民宿限定との事だったが、宿のご主人がウミガメの保護活動をされていて、朝5時から産卵の観察と掘り出した卵(ピンポン玉位の大きさで少しふわふわしていた。150個位あったかな)を保護区域に移す作業に参加できた。

人が踏まない様に・鳥たちに食われない様に・台風や波で被害を受けない様に移すのだそうだ。

▲2019年、ウミガメの産卵時期に訪れた際の写真。

 

今日は感動ものの沈む夕日を見たくて永田いなか浜に宿を取ったのだが、残念ながら雲に隠れていた。

自然には勝てない

 

オフシーズンの為、宿泊客は私一人の様だったが、夕・朝食ともボリューム満点で美味しかった。

夕食の丸々太ったトビウオのから揚げは羽まで食べた。

 

 

宿の方との会話が弾んだが、一湊の出身だと仰っていたし私より少し年上なので、

もしかしたら二年間通った中学の先輩だったかも??