さぁ、いよいよ関ヶ原の決戦日じゃ。昨夜、あまりにも直ぐに寝てしまったおかげで、
今朝は、目覚めもよく、歳のせいか、筋肉痛も未だあらわれず、やる気満々の朝である。
起床5時半！今日の決戦までのスケジュールは・・・
9時～戦いは始まるので（関ヶ原駅前観光交流館が開くのが9時）、時間前に到着を考えると、長浜駅7時47分発の北陸本線に乗り、米原で東海道本線に乗り換え、そこから4駅目が関ヶ原駅、到着は8時24分である。少し早いが、それしか、ピッタシの電車が無い。
ということは、朝飯を食べる、駅まで歩く、これを考慮して、7時にチェックアウトすればＯＫかな、意外に時間はない。
ホテルを出て、目の前にある「なか卯」に入る。ここまで来て、なか卯かよ！と思われそうだが、なか卯は、こちら方面が本拠地だったような・・・。いつもは吉野家派だから、新鮮だ！
注文は、かつ丼590円なり！朝からかつ丼かよ！と、突っ込むでしょ？
今日は決戦なので、勝つ！カツ、という意味で・・・ま、食べたいだけ。
そして、長い駅までの道のりを歩く。昨日は、炎天下の中、死にそうであったが、いまは、涼しい。自転車でも行き来した道なので、慣れもあるのか、駅まで意外に近く感じた。
さて、現在の時刻は、7時半。まぁ計算通りだが、発車まで17分もある。眠くなってきた。
1番線が米原方面なので、ホームのベンチに座りながら、しつこいアナウンスに耳を傾けると、え？4番線から出発・・・なんか、この駅は慣れない、急いで、階段を上り、向こう側のホームへとダッシュ！とりあえず、席確保・・・ふぅ・・・あと5分。
そして出発！米原で乗り換え、東海道本線にて進む。
そして、関ヶ原に到着。周りで一緒に降りた人は、女性2名、自分入れて計3名。そして、この女性は、親戚の所か、里帰りか、そんな感じ。
関ヶ原 史跡巡りは・・・電車では来ないよな。
駅前の観光交流館で、自転車を借りて、荷物を預けて・・・と、行ってみると、当然、まだ開いていない。入口の横あたりの看板が目に入ってきた・・・「本日休業」？え？マジ？
もし、本当に休業なら、プランがすべて崩れる。
戦う前から負けたようなものだ。
スマホで調べて電話する・・・「はい」と女性の方が出るではないか！あのぉ、本日休業と看板があるのですが、休みではないですよね？
「はい、9時から開けます、看板は営業時間終了後に掲示してます」と。なんて、ややこしい。とりあえず、胸をなでおろす。
自動販売機も関ヶ原バージョンになっている。
さぁ、あと少しだ。すると、自分より上の世代くらいの夫婦が現れる。看板を見て、悩んでいる。
あ、ここ時間通りに営業するとのことですよ、いま、電話で確認しましたので。
あ、そうですか・・・夫婦は車に戻って行った。
少しすると、自分より一回り上くらいのおじさんが、同じように看板を見て棒たちしている。また、同じことを教えてあげる。すると、その人は、地元の人なのか？妙に関ヶ原について話を振ってくるではないですか！こちらも嫌いじゃないので、盛り上がってしまった。
自分は、関ヶ原の後に大垣城に行くつもり、と伝えると、あそこの城は、戸田さんがずっと治めていたがゃ（言いたいだけ）、戸田さんは、その前は尼崎におってのぉ、5万石から大垣城10万石に出世されたのよ、わしは、いまから、その尼崎城を見に行くでのぉ、と。この方は戸田さんのことを敬愛している様子でありました。尼崎城は、天守閣が復興され、2019年3月19日より一般公開されており、それはエディオンの創業者安保氏が10億円以上の私費を投入し復興させ、尼崎市へ寄贈されたとのこと。
そもそも私、関ヶ原以降の大名配置図にあまり関心が無く、この戸田さんのこともよく知りませんでした。この出会いを機に、戸田さんを調べてみることに。
しかし、戸田さん一族は複雑すぎてすべてを把握できないので、大垣藩の戸田さんのみを要約すると、初代は戸田一西（かずあき）さん、小田原攻めの後、川越あたりに5000石の立場であったが、関ヶ原の戦い時には徳川秀忠さんに付いていて、あの有名な上田城事件で足止めを食らった際に、唯一、秀忠さんに反対意見を進言していたらしく、それを家康公に褒められ、その後、近江国膳所に3万石の大名になられたと。それが1601年。その後、1603年に氏鉄（うじかね）さんが継ぎ、大坂の陣の軍功で？1616年に摂津尼崎5万石へと出世。そしてついに1635年に大垣10万石へと昇りつめたとのこと。そのあとは、明治維新まで続いたという凄い勝組一族。尼崎城を観に行くおじさんのおかげで、大変勉強になりました。
裏関ヶ原って感じですな。
各々方、関ヶ原へ 決戦編 その2に続く…
（ちなみに、毎日0時に更新してます）。