令和5年もあと10日余り。
クリスマスも暮れもお正月も、なんだか今の私にはそれほど興味が持てません・・・。
楽しい撮影現場だった「ゆりあ先生の赤い糸」も終わってしまって・・・いつもどこか自分の命を削っているような私は、必ず、ちょっと真空状態の気分になります。
そんな折、敬愛する佐藤愛子先生から、サイン入りの本が届きました。最新刊の「思い出の屑籠」です。
満百歳を過ぎて、この揺るぎのない愛子先生の美しい文字
いつもの愛子節とはひと味違う、先生の遠い遠い思い出が描かれています。
前書きのに・・・「百歳の心境は?」と聞かれるけれど、百歳になったからといって、何がどう変わるわけでもない。日々、衰えてゆくだけだ。耳は遠くなるし、書斎と居間を往復するのもやっとで、不便この上ない」。
そうはおっしゃるけれど、どこまでも凛として、頭が下がります。
そこに99歳で逝去された瀬戸内寂聴先生の一周忌に向け出版された「出家」が届きました。著者は私の友人の長尾玲子さんです。
この2冊の本が同時に届いた偶然は、私に「82歳はまだ若いわよ!!」というメッセージだったのかもしれません
そう言えば「ゆりあ先生の赤い糸」の放送後も、2年ぶりに出演した「徹子の部屋」の放送後も、皆さまから沢山のコメントや嬉しい反響を頂きました。
真空状態に浸っていると、先生方に怒られちゃいますね 。