55年前に主演した「四畳半物語 娼婦しの」を、康夫さんを誘って観に行きました。
わあ~、こんな古いポスターが残っているのね。
私がまだ24歳の時です。どんな演技をしたのか。スクリーンで対面するまでは、ちょっぴり不安です。康夫さんの反応はどうかしら。
原作は永井荷風。脚本・監督は成澤昌茂さん。
今年の2月に96歳で亡くなられました。その追悼上映です。
出演者は田村高廣さん、露口茂さん、木暮美千代さん、野川由美子さん、浦辺粂子さん、進藤英太郎さん。今、考えると、凄い顔ぶれですね。
私と野川さんくらいかしら。今も頑張っているのは。
巨大なステージに、しのが生活する娼館やその周辺を丸々作った美術さん・・・・あらためて、凄いなあ!!
「いや~いい作品だったね。三田佳子さんも立派だったよ。今の原型がここにあるね」なんて、康夫さんったら褒めてくれちゃって・・・照れくさい。でも、嬉しいわ。
渋谷・円山町の一角で、選りすぐりの邦画・旧作を中心に上映する名画座・シネマヴェーラの支配人・内藤由美子さん。
半世紀以上前の自分の映画を観て元気づけられたなんて!。観に来た甲斐がありましたよ。
すっかり歳を重ねた私ですが、まだまだこれから頑張れそうな気がしました。