平成の終わりに、同じ時代を生きた仲間が、次々と去っていきます。
そしてまた、たくさんの仕事をした監督が逝きました。
1964年に私がミリオンパール主演女優賞を頂いた「廓育ち」の佐藤純彌監督。これは初顔合わせの折のスナップです。
私も年に10何本の映画を撮っていた日本映画の全盛期。現場の熱気は凄かったなあ。
佐藤監督とは東映時代に、「続・王将」や「愛欲」も撮りました。
どちらも三國連太郎さんとの共演作でした。
その後は、日中合作の大作「未完の対局」。
アルバムから見つけた希少な一枚。中国側キャストと合同の記者会見の時の写真です。右手前が私。後方に三國さんと佐藤監督です。
ミスター超大作とも呼ばれた佐藤監督でしたが、現場ではいつもニコニコと穏やかな方でした。
そして、まさに超大作だった「敦煌」。
ワンシーンの撮影の為、当時片道3日をかけて辿り着いた砂漠の町・敦煌。半年以上も現地で撮影を続けているスタッフ・西田敏行さん・佐藤浩市さんを始めとするキャスト陣、そして佐藤監督が大歓迎をしてくれました。
懐かしい思い出です。
佐藤純彌監督のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
メディアの皆さまからのお問い合わせに、心境をお答えしました。
https://www.sanspo.com/geino/news/20190218/geo19021805010014-n1.html