「彼は不死身じゃない。死のうとしないだけ」

絶対死なないジジイ
あらすじ
第二次大戦末期のフィンランド。
金塊を掘り当てた男がナチスに目を付けられ、しつこく追い回されるハメになる。
だけどもこの爺さん、そこらの爺さんではなかった……。
とにかく主人公のジジイが刺されても撃たれても絶対死なず、凶悪ナチスどもを片っ端から血祭りに上げていく。
単純で分かりやすい、タイトルまんまのストーリー。
アタマ空っぽにして楽しめる、無双ジジイの痛快アクション映画。
⚠️ネタバレあり
金塊を掘り当てたアアタミと愛犬ウッコ、そして馬は、街に戻る途中でナチスの戦車部隊と出くわす。
大戦末期なんでドイツ軍の敗戦ムードが濃厚なせいか、ナチスの兵隊はみんなヨレヨレでくたびれて薄汚い。
自分たちのことは棚に上げて、みすぼらしい老人のアアタミを嘲笑ったり銃を向けてみせたりするが、結局そのまま行かせる。
で、アアタミは乗ってた馬ごと地雷でふっ飛ばされるんだけど、馬だけ死んでしまう。
馬の死に顔がかわいそうで涙出た。
アアタミが馬の死を悼んで、たてがみを撫でてやるのも辛かった。
かわいがってたんだね……。
動物死ぬ系苦手。
あ、でもウッコ(犬)は死なないのでご心配なく。
公開当時、犬が死ぬなら映画観ない!って苦情?が殺到したらしく「犬は無事です」と監督が声明を出したとか。
ウッコ、雑巾みたいに汚いけど可愛い。
それでアアタミの持ってる金塊に目を付けたナチスが横取りしようと付け狙い、アアタミから返り討ちを食らい、それでもめげずに付け狙い、また返り討ちを食らう、の繰り返し。
しかし、なんで死なんの?
刺されたのに、撃たれたのに、果ては縛り首にまでされたのに、アンタなんで生きてんの?
そしてウッコ。
どんなにはぐれようが、ご主人様の行く先々にちゃんとついてくるお利口ワンコ。
個人的に一番楽しかったのは、ナチスの捕虜にされた女たち(多分さんざん弄ばれた)が、アアタミから渡された銃でトラックのナチス兵を皆殺しにするシーン。
自分の仇は自分で討つ!
勇ましい女たち、カッコいいぞ!
で、アアタミの金塊をせしめた戦車部隊のヤサグレ隊長が爆撃機で飛んでいってしまうんだけど、アアタミは機体にツルハシをぶっ刺して執念でしがみつく。
なんとか機内に乗り移るものの、隊長に見つかり格闘へ。
アアタミは刺されたり撃たれたり縛り首にされたりでボロボロな上、もうジジイなので劣勢に陥るのね。
どうやっても死なないアアタミに恐れをなした隊長は、アアタミをボッコボコに叩きのめしながら「死ね!クソが!しぶといジジイめ!」と叫ぶ。
アアタミ、ここでついに反撃開始。
機内に積まれた爆弾と一緒に隊長を投下。
「クソったれ!」という辞世の言葉を残し、爆弾を抱いた隊長は地面に激突。めでたく木っ端みじんになりました。
ホッとしたのも束の間、アアタミに新たな危機が!
実はアアタミは爆撃機にしがみつく直前、コックピットに向けてマシンガンをぶっ放しており、その際に被弾した操縦士がついにご臨終に。
操縦士を失った機体は急降下を始める。
でも、観てても全然焦らないのね。
だってこのジジイ死なないから。
ハラハラする必要ないから。
機体は真っ逆さまに墜落して大破。
堕ちた場所が運よく沼地(ぬかるみ?)で、
アアタミは(当たり前だけど)奇跡的に生きていた!!
その後、ナチスのバイクに乗って街にたどり着いたアアタミは(はぐれたはずのウッコが、いつの間にかサイドカーに乗ってるナゾ)銀行に入り、ナチスから奪い返した金塊を受付けの机の上にぶちまける。
ギョッとした顔の受付けのお姉さんに向かってひとこと。