自分の感情に自信が持てない時がある。


流暢に話して、笑う自分が誰なのか掴めなくなる時がある。


「死ねなかったから生きている」

まさにそれだ。


「お前は毒されてる」

そうなのかもしれない。


明るい未来や素敵な世界が垣間見えるのにボロボロ泣いてることがある。


不必要な葛藤に目眩がしてそのまま眠る。


夢の中での自分はまた違う世界で、違う価値観で生きてる。

空が晴れてる日も曇ってる日もある。

躍起になったりのんびりしたり。


夢に見る自分が夢の中だけのものに感じない。

夢から醒めたから「あれは夢だった」というだけだ。

ずっと夢の中にいたらそれが私の現実になるんだろう。


枕から急いで大根を引き抜かなきゃ、もう時間がないぞ、どうやったら抜けるかな、布だから周りをスコップで掘ることもできないし…。


そんなことを真剣に考えてる夢の中の自分は、夢から醒めなけりゃ本当の自分だ。


身体が動かない時と滑らかに動きすぎる時は同じだけ違和感がある。


どこまでが自分だ、どこまでが現実だ、どこへ行こうとしてるんだ、君は誰だ、自己紹介してくれよ。


頭を打ち付けて脳みそに戻す。

こぼれ落ちそうなんだよ、僕が。

手のひらだけじゃ受け止めらんないんだ。


一生眠って、夢の中で、大根を引き抜くことに追われる人生は是だろうか非だろうか。