エルガルド モルターラ | てるてる坊主

エルガルド モルターラ

使用人の女性から 瀕死状態だったエドガルドは、キリスト教の洗礼を家族が見ていない間に赤子時代に受けてしまい、 ローマ教皇の兵隊から6才の時にボローニャからローマへつれらされる。
ユダヤ教の家族は息子エドガルドを連れ戻そうとするが、ローマ教会に阻止される。
大人になったエドガルドは、立派なキリスト教の神父となる。
父親のユダヤ教の葬式にもエドガルドは出席できない。
1850年ごろ反教皇勢力が 教皇の教区の壁を壊して乱入するも、反教皇軍の兵隊の兄の説得も虚しく、エドガルドはボローニャにはもどらず。
母が危篤の際にエドガルドは駆けつけ、母に聖水をかけ洗礼しようとするも、危篤の母はユダヤ教のままで死にたいとして断る。
こうして エドガルドは90歳まで生き、ユダヤ教には回帰せず、ベルギーで亡くなる。


1858年、ボローニャのユダヤ人街で、教皇から派遣された兵士たちがモルターラ家に押し入る。枢機卿の命令で、7歳になる息子エドガルドを連れ去りに来たのだ。取り乱したエドガルドの両親は、息子を取り戻すためにあらゆる手を尽くす。世論と国際的なユダヤ人社会に支えられ、モルターラ夫妻の闘いは急速に政治的な局面を迎える。しかし、教会とローマ教皇は、ますます揺らぎつつある権力を強化するために、エドガルドの返還に応じようとしなかった...。