【魂の遺伝子コード®︎で紐解く雅楽】
No.2『蛮絵と魔法陣（後天盤）と雅楽』
雅楽の装束「袍 ほう」に二頭の獅子（ライオン）が円を作る絵柄の紋が入っているものがあります。これを「蛮絵 ばんえ」といいます。この蛮絵装束は近衛府の武官の特別な機会の礼装でした。
特別な機会というのは、天皇即位後の最初の秋に大嘗祭（だいじょうさい）が行われますが、その前に天皇が賀茂の河原に行幸され、大規模な御禊（ごけい）をするしきたりがありました。それは「トヨノミソギ」や「河原の御禊」とも呼ばれていました。
一切のけがれを祓うために、河原へ行く天皇をお守りする近衛府の武官が身につけていたのが蛮絵装束です。
そういうことから獅子は、けがれを祓うための霊獣と考えられていたようで、それは獅子舞などのかたちで現在にも伝わっています。
その蛮絵の「蛮」は後世の当て字で、正しくは「盤」絵であると言う説があります。
獅子は古代中国から伎楽や雅楽とともに伝来したもので、外国のことを「蛮」と呼んでいたこともあり、盤が蛮に変わったというのです。その他に盤という字には、輪や円、渦という意味もあります。
魂の遺伝子コード®︎を学んだ私は「盤」という字を見て1番に思い浮かんだのは「後天盤 こうてんばん」でした。
「後天盤」は自然界の法則を形にしたもので、魂の遺伝子コード®︎はもちろん九星気学や風水でも使われているものです。
後天盤は「5」が真ん中にあり、真ん中の下の「1」をスタート地点に「1→8→3→4→9→2→7→6」と円を描いて循環しています。
縦・横・斜め、どこを足しても合計15になることから、数学では「魔法陣」とも呼ばれています。
魔法陣は古代より完璧で美しい形の象徴として中国やインドで魔除けとして使われていました。エネルギー的にもっとも安定した形といえるかもしれません。
この「後天盤」と呼ばれる魔法陣の1から9までの数字には意味があり、それが雅楽の音の名前・方位・季節・曲の分類に一致します。
それはまるで演奏したり舞を舞うことで後天盤（魔法陣）を描き出し、見えない世界の大いなるエネルギーを呼び寄せているように私にはみえるのです。
次回からは雅楽と後天盤の一致するところを詳しくお伝えしていこうと思います。
〜参考文献・サイト〜
『宮内庁楽部 雅楽の正統』
編集:皇室「Out Imperial Family」編集部 （株）扶桑社
『最高の運を呼び込む！「鳳凰」の法則』
著者:有里 （株）青春出版社
『雅楽のデザイン 王朝装束の美意識』
編者:多忠麿 （株）小学館
『文化デジタルライブラリー』
装束のなりたち 蛮絵装束
https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc22/naritachi/souzoku/so3.html
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「魂の遺伝子コード®︎」は、日本最古の古代文書『先代旧事本紀大成経』や『カタカムナ』に量子力学を併せて研究・体系化された学問・易学です。
「魂の遺伝子コード®︎」から、宇宙の成り立ちから人間の正しい生き方の指針を知り、その中でも自分がどういう使命・役割をもってこの世に生まれてきたのかを知ることができます。
魂の遺伝子コード®︎鑑定士 智子
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