☆前半総括
プロ野球は残り3試合で前半戦が終了。
実質的にはその時点で100試合近くをこなしている訳で、もうとっくに折り返してはいるのだが、一応オールスター戦というセパ両軍のイベントを挟んで、前半・後半というくくりで、プロ野球は考えられてはいる。
借金はただ今まだ3。先月これを書いた時は、借金が5だったから2つ減らしたことになる。
1ヶ月でたった2つしか…と取るか借金は減らしている、まずまずと褒めるかでその人の野球観が分かれると思うが、私は後者だ。
考えてみて欲しい。5月にこれを書いた時、借金は12あったのだ。それをわずか1ヶ月で半分以上返済したのだ。余程の勝率であろう。そんなペースを毎月続けることの方が奇跡だし、5月からの2ヶ月で同じ勝率なら首位独走のヤクルトにかなりな勢いで、肉薄していたはずだ。だから、阪神は今後首位ヤクルトにどれだけ迫れるか?が課題である。
その為には、これは先月も書いたが各カードを2勝1敗ペース!これを死守すること。そしてヤクルトに対しては無論全勝を是非目指して欲しい。
ちょっとハードルを上げた。
さすれば、優勝も奇跡では無くなる。
ヤクルトも、このコロナ禍で今やジリ貧である。
未だ分からないが、後半はかなりバテてくるはずだし、コロナで休んでいた監督以下が戻ってきても果たして今までのペースで勝ち続けることが、できますかどうか。。
現に、一つ前のカード、中日戦や昨日の広島戦などでも若手や控えの選手をスタメンで、起用し結果を出させて功を奏している。
強いチームはクリーンナップが盤石なことが求められているが、実は下位打線の方こそ肝心なのである。
先月書いた時まではイマイチだった糸原や梅野と言った下位打線が繋がりを見せてきて、今はその二人の間に山本が入り、これが中々の得点圏打率なのだ。
得点圏打率と、言えばキャッチャー梅野の代名詞だが、今季も暑い時期になり漸く長い眠りから醒めた。一昨日もチャンスでタイムリーを打ち結果を出している。このまま、打ち続ければ正捕手は盤石だろう。今シーズン、キャッチャーの坂本の台頭が目立つが、これなどもキャッチャー出身の矢野監督ならではの采配か…などとよく皮肉まじりに囁かれていたが、多分そうではなく、それは梅野のバットがすっかり冷え切っていたからであろう。それがここ数試合の梅野中心の起用で証明された。
坂本は、リードはいいがバットがダメ、やはり多少リードに難があっても、バットの魅力には勝てないという事は貧打と言われてる今年の阪神の台所事情をよく物語っている。
監督采配でよく言われてることで、打順をコロコロ変える…これは私なども実はそう思っていたのだが、実は各球団が既にそれを実践している。
選手間競争は無論必要で、矢野監督もそれは実践しているが、今はもう打順に余り固執させない野球が主流と言う事なのだろう。
現に近本は3番で定着し、連続安打記録を30という驚異の記録を打ち立ててしまった。
これには少々私も驚いた。こうした結果を見るにつけ、打順の定着を…と言うのはもう時代遅れなのかも知れない。そりゃ、定着するに越したことはないのだが、確かにチーム状況がそれを許してないのは確かである。現に、先週マルテが2ゲームだけ復活した時には近本は2番になっていた。それでも別段やり辛くは無さそうであった。
それから、これはここ数カードの傾向だが、矢野監督のピッチャー交代の決断が早くなった。
昨日はそれが裏目に出てしまったが当たりもあれば外れもある。それに、昨日は変わった浜地よりも梅野のリードや外野のミスが足を引っ張ったと言える。昨日に関しては識者も西が気の毒…ということを言っている。元オリの佐藤義則やTV解説していた阪神OBの中田も、球数考えたら少し早かったかな?と言った塩梅。しかしこうした識者連は、無責任なもので、西にあそこで矢野さんが続投させて打たれたら、また難癖を付けるのが目に見えている。そしてそれに乗じたお調子虎キチたちがヤンや言い出すのがいつものパターンである。
しかし、野球をしているのは矢野監督である。
阪神ファンでも解説者でもない。
自分の采配に自信を持てばいい。下手に回の終わりまで、という妙な慣習を捨て、局面ですかさず下す。この辺りは監督の決断がモノを云うところである。
監督は最終責任者だから、そうした采配で負けた、となればボロカスに叩かれても文句は監督が引き受ければいい。監督とはそうした役どころなのだ。
さて、そして大砲を嘱望され続ける大器の佐藤輝明だが、ホームランがすっかり減って皆口々に…どうした?となっているようだが、それでも確実に長打が増えている。抜群のバットコントロールにキレ味の鋭いヘッドスピードはやはり維持している。
ただ、たまにタイミングが悪くなる。これは癖なのであろうか。イチ、ニッサンのタイミングがバラける。
取り分け、去年までのようなインコースだろうが何だろうがの無茶振がなりを潜め、ボール球とストライク、変化球とストレートの見分けもかなり自信が付いてきたようだ。日々進化しているのは下がらない打率が証明している。
大山悠輔、先月から今月に掛けての怒涛のホームラン攻勢は見事だった。
ただ、それ以後はすっかり落ち着いてしまった。
そしてコロナ濃厚接種での欠場だったが、一昨日から一軍復帰、早速ヒットを打ち昨日も初回にタイムリーを放った。好調は維持していると見た。
大山は、ある種の風格すら備わってきた。
それから、ロドリゲスは多分オールスター明けからだろうが、外野しかないと思う。本人はファーストしかやらないと言っていると報じられていたが、それならセリーグでは使い物にはならない。
守備はグシャグシャと言われているところが少し心配ではある。
兎に角、次回、1ヶ月後、阪神の位置がどうなっているかによって今年の順位がほぼ決まってくる。
いよいよ正念場を迎える、大事な局面であることは確かだ。






