ドラゴンフライ/室井佑月 | スライダーズおやじ

ドラゴンフライ/室井佑月

▼月曜日
朝、義兄一家を送り出し、僕はまたお金のかからない休日の過ごし方・・・図書館で借りてきた本を読みます。

室井佑月を一度くらい読んでおこうと思い、何でもいいからと言って借りてきてもらったのが『ドラゴンフライ』でした。

ドラゴンフライ OLをやめて二重に整形して銀座のホステスになった女の話し。
彼女自身の経験がなければ書けなかった作品だと思う。
物語性はあまりなくて、雰囲気を楽しむ感じなのかな。それか、銀座の女の処世術?
その方面の人にはバイブルに・・・はならないか?(笑)
勢いで一気に読みましたが、男にはあまりピンと来ないのかもしれないですね。ラストシーンなど、不快ですらありました。

さっき検索したら、彼女のブログがありました。こっちのほうが面白いかも(笑)
http://muroi-yuzuki.cocolog-nifty.com/

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夜は酒飲みながらフジテレビのドラマスペシャル『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』を観ました。
この原作コピー本(ありがとう、みなさん/井村和清)と出会ったのは、21歳のとき。
のちに仲人をしていただいた方から、この話し(実話)を聞きました。

この本は、「はじめに」で始まり、すぐに「あとがき」があります。
「頭と尻尾があれば、胴体が多少短くても魚は魚だ」「だから“あとがき”を書くのだ」

ドラマの世界は、客観的な物語になっているので、原作本とは視点が異なります。
感謝で綴った、偉大な遺書です。読んでおくべき本だと思います。