[Infant Sorrow]  20.6X14.4 cm

『悲しみという名の幼な子』 ウィリアム・ブレイク

母さんは呻いた! 父さんは泣いた。
ぼくは危険な世界へとおどり出た。
たよりなく、裸で、かんだかく泣きながら
雲間に隠れた小鬼みたいに。

父さんの両手に抱かれてもがき、
おむつをはねのけようと蹴っても蹴っても、
縛られていて、疲れてくると
母さんの胸ですねているのが一番いいと思った。
 
              (松島 正一訳)