軟い女の身中にもまたいっそう軟く、滑(なめらか)な処を選んで、かわるがわるその唇を押しつけた。 | B型彼女とAB型彼氏の遠恋日記

軟い女の身中にもまたいっそう軟く、滑(なめらか)な処を選んで、かわるがわるその唇を押しつけた。

今日は気合入れて授業受けてきました!

毎週火曜日は楽しみです。好きな授業があるから。

 

「近代文学の色と恋について」

みたいなことを作家ごとに学ぶのです。


(あ、私、文学部の学生です。)


今日は永井荷風です。


別に永井荷風はそれほど好きじゃないんですけど、

テーマがテーマなだけに、

セクシーな文章が取りあげらるのです。


今日もすごかった。

 

 

 

「駒代。七年ぶりだな」

「あなた、これっきりじゃひどくってよ。後生ですから。」と女はもうだめと思ってか蔽(おお)うものもない裸身の耻(はずか)しさに早や目をつぶった。

 それなり二人は言葉を絶した。男の顔は強い酒でも呑んだようにひときわ赤く腕や頚(うなじ)の青筋がしだいに高く現れて来る。女はもう死んだよう、男の腕に頚を支えさせた顔はほとんど倒(さかさま)にして銀杏返の輪のぶらぶらとするばかり。乳房あらわなる胸の動悸のみしだいに高く烈しくさせると、それにつれて結んだ唇はおのずと柔(やわらか)に打開けて綺麗な歯の間からほの見せた舌の先何とも言えぬほど愛らしい。

 男はつと顔をよせて軽くその上に自分の唇を押つけた。女の頚を支えた片方の腕はすでにぬけるほどの重さを覚えるまでも男はじっとそのままにしていたが、やがて唇のみか乳房の先耳朶のはし、ねむった瞼の上、頤(あご)の裏なぞおよそ軟い女の身中にもまたいっそう軟く、滑(なめらか)な処を選んで、かわるがわるその唇を押しつけた。

 女の呼吸づかいはそのたびたびに烈しく、開かれた口と鼻からは熱しきった呼吸がほとばしり出て男の肩にかかる。駒代はついに苦しむような声とともに横にした片足をば我知らず踏伸して身を反(そら)すとともに今まではただ畳の上に投出していた両手に男の身をこちらからも抱きかけが、熱い呼吸の烈しさいよいよ烈しく再び唸るような声を出につれてその手には恐ろしいほどな総身の力をこめて来た。

   (「腕くらべ」-ほたる草) 

 

  

と、こんな文章をまじめそうな眼鏡のおっさんが

100人くらいの学生の前で読み上げるわけです。


なんかドキドキしちゃいます。


でも決して冷やかしてるわけじゃないんですよ。

それなりに真面目に授業受けてます。


この教授は三島由紀夫、石原慎太郎なんかも

講義するので、そういう講義の後は友達とも

きゃぁきゃぁ言ったり。

エレクチオン!エレクチオン!!言ったり。

楽しくしてます。


そんなわけでテストもばっちりです。

ほかの授業は微妙なのがあったりしますけどね。