坊「お寺の御堂は外に通じていますが


離れは鍵が掛けられます。


私共は明朝まで下がらせていただきます。


離れにお布団を用意しておりますので


内側から鍵をかけてお休みください」




💛「ありがとうございます。


おやすみなさい」




夕飯をいただいた部屋に戻ってみると


大きな荷物は運んでくださったようだ。


セーフティボックスの中身を回収して


その離れへと行ってみた。





灯りを落とされた渡り廊下には


蛍が・・・





離れはこじんまりとして


坪庭があった。





歯磨きをして


寝る支度を整えて・・・




いや、やっぱり。


探しに行ってみよう。




離れの玄関にあった草履を借りて


一応鍵を閉めて


中庭から御堂の方へ戻ってみた。




さっきの蛍かな・・・




道案内するみたいに


安全な小径の足元を照らす。




💛「・・・どこにいるの・・・?」




全くひと気のなくなった御堂には


仏さまが穏やかな笑みを浮かべて


静かに立っていらした。





💛「常連だって、そう言ったのに」





ぽちゃん、と池の方で


何か跳ねる音がした。


全神経をその音のする方へ向けると





💛「・・・ぁ・・・」





さっきの、人・・・💙




💙「誰か探しているの?」


💛「よかった」





見つけた/////





次の更新は7月27日頃になります。🙇‍♀️