ラッキョウレースツアーの第5戦を目前に控えた前の晩のことだ。



ジェシカが僕の部屋を訪れ、『相談がある』というので話を聞いた。


明日のレースで20位以内にゴールインしないとスポンサーが契約を解除すると言ってきたそうだ。


今この時期にスポンサーがいなくなるのかと想像しただけで


大好きなクロスワードパズルもままならない、、とジェシカが泣き出した。


どんな時でも笑顔で、やさしくて。そんなジェシカが僕の前で初めて弱い自分を見せている・・・



僕は愛するジェシカに明るくハンカチを差し出し


『泣くなよジェシカ、大の男がみっともないぞ!』と彼を励ました。


その後ジェシカは少し落ち着きを取り戻し


『明日はベストを尽くす。ありがとう!』と部屋を出て行った。


今、明日のレースのことなんかより


ジェシカが僕の部屋で吸っていったタバコの吸殻とジョージアの飲み残しの使い道で頭がいっぱいだ