1・妊娠する以前の問題
今の社会は、男女機会均等法が浸透し、女性でも社会での活動が重要視
され、仕事の世界でも女性なくしては成り立たなくなっていることもあろ
う。
しかし、貴女は、「産む性」である特性をけっして忘れないで頂きたい。
そして、それを踏まえた上で、今日・明日を考えるようにして欲しい。
次に、仕事もして・青春をも楽しんで、それから結婚して子供を育てよ
うと考えておられる人が多いと思うが、以下のこともよく承知した上で考
えて欲しい。
それは、妊娠する卵は、毎月(月経周期)、一個しか出ないということ、
その卵が愚劣なものであったら、その子も愚劣になってしまう可能性が高
いということだ。
精子は一回に何億と出て、卵子に到達出来るものはそのうち最も優秀な
元気の良いもの一個だけなので、男性は、老いた人でも一回に出てくる精
子の中には優秀なものもあり、自分の「DNA」を残すことが出来る。
しかし、卵子は、歳を重ねた(それだけ長い年月、太陽光線にさらされた
り、色々な放射能を浴びたり、或いは、色々な化学物質に汚染された)女
の人の卵巣からもたった一個の卵子しか排卵されないのだから、危険度は
かなり高くなるという事になる。
実際、35歳以上の人の妊娠は、染色体異常の子が有意に多く、流産率も
高いことが知られている。
更に、女性性器の方も年月を経れば、或いは妊娠に障害となる病気などに
罹る機会も多いことになる。
だから、妊娠するまで感染症(クラミジアなど)に注意し身体を清潔に保
つことは、自分を大切に思う気持ちを養うことと同様に、大事なことと考
えて欲しい。
つづく