Wi-Fi接続




ルーターのノイズと言うのは想像以上に大きく、それがPCに流れ込むと当然音質を阻害する。小生はGaNパワー半導体を採用したUSBアダプターでDCに変換し、FX Audioのフィルターを経てモデムとルーターに5Vを供給している。


更にLANケーブルにはifi AudioのLAN iSirencerを入れている。



ただ、そもそもLANケーブル自体を抜いてしまえば、LANから流れ込むノイズをカット出来るのだ。


因みにWi-Fiでも下り0.7Gbpsと有線と遜色無い速度が出ているので4kストリーミングで映画を見るのにも全く問題無い。


しかし、不思議なことにLANを引っこ抜きWi-Fi接続にするとこれまた音が濁る。対してLANの音はクリアで且つナチュラルだ。


LAN周りのケーブルやiSirencerも外す訳にはいかないようだ。





まとめ




引越し資金を捻出する為、クロックは売却してしまおうかと思ったが、肥えた耳はマスタークロック無しの音を酷く嫌がってしまった。むしろ、一度売却して更にスペックの高いクロックを購入したくなる有り様である。


ただ、クロックは改めてコスパの悪い部分である事を再認識させられた。


PC周りではUSB、LANに手を入れ、最後のダメ押しがクロックと考えて良いだろう。


特に対費用効果が高いのがiDefenderで、継いでiSilencer。


iDefenderはUSBの電力で作動する小型DACにノイズの少ない電力を供給するものなのだが、MUTEC MC-3と10Mクロックと言う環境でも多大な効果があるのが不思議である。


iSilencerは信号のノイズ成分に対し反転ノイズを加える事で強制的にノイズフロアを下げる。


これらでこれだけ音が良くなると言う事は、クロック信号がPCに至るまでにそれだけ劣化する要因が有るのだろう。









いろいろ試してはみたが結局元の構成に落ち着き、PC周りで外せるものは一つも無かった。売却出来るものはなかったが、全てのアクセサリーがちゃんと効果があると再認識出来たのは大きな収穫である。


ただクロックとDDCの脚に使用していたTAOC TITE-35Sを、ケーブルのコシに負けて機材がグラグラ動くので付属の脚に戻した。ここに関して聞き比べは行なっていないが、ゴムリングが付いた脚はズレる事が無く精神衛生上気持ち良く音楽が聴けるようになった方が大きい。



前編↓