今日は、「天使 in マガジン」について書いてみたい。この曲は1981/11リリースのアルバム「あやしい夜をまって」に収録されている。10代の頃、週刊プレイボーイや平凡パンチを夜中に見てはベッドの下に隠していた時代が確かにあったのを思い出している。今はそんな画像はネットに溢れていて、親に隠れてとか後ろめたさなどはないのかもしれないが。なんせ50年以上前のことなので、その当時のグラビアアイドルを調べてみると、最も人気があったのがハワイ出身のアグネス・ラムさんとのこと。それから日本人で記憶にあるのが風吹ジュンさん。まさしく歌のタイトルどおりの「天使 in マガジン」そのものだったと思われる。
「思いきれずに 買いにゆくのさ 恋のめまいを求めて 俺のこわきにマガジン」。グラビアアイドルの雑誌を買う時は、顔見知りの人に会わないように周りに注意しながらであった記憶がある
。「笑う女の踊るページは 街の灯りに貧しい 俺の天使in マガジン 破ろうか もう 許そうか もう」。ページをめくると女がにっこり微笑んでくれる。もし好みの女じゃなければ、破ってしまおうかということだろうが、そんなことはできなかったのではないか。「飾る表紙に文字を埋めても 夜はなにやらさみしい 俺は片手にマガジン」。アイドルに癒やされている自分にさみしさを感じていたのであろうか。「やせた女の水着姿は 波が胸をすりぬける 俺の天使in マガジン」。陽水は痩せた女が好みなのだろうか。「覚えきれずにすぎてゆくのさ どんなドレスも指輪も ヒフも歯も口唇でも」。毎週かわるがわる新人のアイドルが出てくるので、名前すら覚えられないと。「数えきれない夜の中でも 君が一番まぶしい 俺の天使in マガジン とばそうか もう 試そうか今 天使 in マガジン」。そんな中でも好みのアイドルがいるようで、それもそうだろう、今夜もこの子で行こうと。
ということになリ、あえてブログで取り上げるまでもないのではと思えるのだが。何か引っかかるのは、言いたいことが、素直に表現されている歌詞は、これまでほとんど見たことがなかったのではないだろうか。前回の「Yellow Night」で書いたように、この頃は周りから見ればモテモテの状況だったわけで、当然セリさんからもそんなふうに思われているんだろうと感じていたのかもしれない。陽水の真面目な性格を考えると、そんなことはないんだよとセリさんに言いたかったのではないだろうか。直接言っても信じてもらえないだろうから。仮にそうだとしても、天使のような女性と毎日一緒に仕事ができるのは、うらやましい限りである。