朝の通勤時、時々すれ違う人がいる。


駅から続く一本道。

途中には母を見送った病院がある。


こちらは車であちらは徒歩。


すれ違うのはほんの一瞬だけど、田舎のことだから歩道を歩いている人も少ないので、目立つ。



その人はいつも何かの曲(だと思う)を聞きながら歩いている。

ものすごくノリノリで。

ものすごく楽しそうに身体をリズミカルに動かしながら。


性別も年齢も分からない。

髪はショートで小柄、そして元気いっぱいだ。


その人とすれ違うと、いつも何かすごく得をしたような気持ちになる。


これから仕事だけど、『さあ一日頑張ろう』っていう気持ちに不思議となってくる。


幸せそうな人って、それを見ている者までも幸せにしてくれるんだな。


どこの誰とも知らぬ人だけど、いつもほんとにありがとう。

勝手にあなたに感謝状を送りたい。

『いつもノリノリで元気をくれる人ありがとう』って。