西武は10日の広島戦に5-4で勝利。9回2死から同点に追いつかれながらも、延長10回に長谷川のサヨナラタイムリーで接戦を制した。

この試合で印象的だったのは、西武打線の勝負強さだ。

特に目立ったのが「2アウトからの得点」である。
初回、西武は2アウト走者なしから打線がつながった。長谷川、ネビン、古賀、渡部の4連打で一挙3得点。相手からすればイニング終了目前だっただけに、ダメージの大きい失点だった。

7回も同様だった。
2アウトから長谷川、ネビンが四死球で出塁し、古賀がタイムリー。終盤の貴重な追加点を奪った。

そして延長10回。
2死二塁で打席に立った長谷川が2試合連続となるサヨナラタイムリー。最後まで集中力を切らさず、勝負どころで結果を残した。

私は「2アウトから得点できるチームは強い」と思っている。なぜなら、流れを持ってくるか、相手に渡してしまうかの瀬戸際だからだ。
守る側は「あと一人」、攻める側は「あと一本」。そんな場面でタイムリーが出れば一気に攻撃の流れを引き寄せることができる。逆にチャンスを生かせなければ、そのまま相手に流れを渡してしまうことも多い。

強いチームほど、こうした場面で粘り強く一本を出してくる。まさにこの日の西武にはその強さがあったように感じた。

投手陣では先発の渡邉勇太朗が7回2失点と好投した。
3回に2ランを浴び、自身4試合ぶりの失点を喫したものの、それ以外は安定。打たせて取るピッチングでしっかりと試合を作った。

一方で悔やまれるのは9回の岩城だ。
簡単に2アウトを奪いながら、四球で走者を出した後に同点2ランを被弾。あと一人という場面で踏ん張れなかった。

苦しい展開になっても勝ち切れる。
そんなチームの強さを感じる一戦だった。