2014/01/06 | 晴れわたる青空の下で

晴れわたる青空の下で

人類の歴史は、「侮辱された人間が勝利する日」を、しんぼう強く待っている。インドの詩人タゴール

命について考えてみる。

その2


いじめに苦しんだ人が自殺することを、私は千パーセント望まない。

私は絶対に、自殺を望まない。


自殺したら、いじめが無くなっていくという考え方は間違いである。

とんでもない間違いである。

いじめに苦しんでいる人が絶対にしてはならない間違いである。


時々、いじめに苦しんだなら自殺したらいい、それが最後に残された最後の選択の自由であるかのようなことを言う人がいるが、大間違いである。

彼らは、いじめに苦しんだ人を、さらに殺すのである。

甘い毒薬のようなものだ。

生か死か、最後の最後に、悩み苦しんでいる人に、死への後押しをしているのである。

彼らには、悪気がないのだろう。しかし、彼らの思想は一見優しいように見えるがとても残酷である。

自殺をすすめるのは、その人の人間として、生物としての可能性を潰し、可能性を否定することである。


世の中は、自動的に動いていくものではない。


血のにじむような努力と忍耐によって、自分1人の人生の大半をかけて、いじめの残酷さを訴えていく人がいるから、いじめは減ってきたのである。

まだ、いじめは無くなっていない。

しかし、いじめは必ず無くさなければならないのである。

その信念の行動を貫き通していく人は誰か。


それは、死ぬほど、いじめに苦しんで、生か死かの問いかけをして、ギリギリで、死の誘惑を蹴って、生きていくことを選んだ人々である。

もしも、私が今自殺したなら、いじめが無くなるまで時間がかかってしまう。

確実に停滞してしまうのだ。

今ギリギリのところで生きているあなたこそが生き抜いて、いじめは絶対にいけないんだと訴えていかないといけないんだ。

いじめは絶対にダメだと、訴えるためだけに生きたくないと考える人もいるかもしれない。

ただ、あなたが自殺したら、いじめが無くなるまで、10年も20年も遅れる。
無限の可能性を秘めているあなたが、そのすごい可能性に気づかないまま死んでしまうことで、あなたが未来に生きて励まされるはずの人の人生に光が射さなくなる。

いじめ被害者が100人自殺すれば、少なくとも、未来の100人のいじめに苦しんでいる人が非常に苦しむことになる。


いじめについて、よく知っているのは、死ぬほどいじめに苦しんだあなたなんだ。

いじめを無くそうと、とことんまでこだわって、いじめに苦しんでいる人たちの幸せを心底から深く長い間祈ることができるのは、あなたしかいないんだ。


あなたにしか、本当にいじめに苦しんでいる人の力にはなれない。

いじめに苦しんだ人が、1000人生きて、深く強く長く祈り、忍耐強く、いじめという怪物と戦うならば、1人で戦うよりも、千倍、万倍の知恵が出せる。


被害者の正しいいじめに対する捉え方が、千通り必要なんだ。


私は、いじめの全てを知らない。

私は、私以上に残酷ないじめに遭っている人の代弁者にはなれない。

誰が代弁者となり、励ましていくのか。

いじめに苦しんだあなたです。

あなたでないと、あなたが生きて、生き抜いて、勉強して、いじめという怪物を倒さないといけないんだ。

死なない理由。
それは、あなたは、未来にいじめという怪物を倒す力があるから。

だから、死んではいけない。

いじめという怪物と戦うためだけに生きていくのではない。

あなたが、あなたの中にあるまだ形にもなっていない無限の可能性を自分の外に、大切な人のために引き出さなくてはならない。開花させなくてはならない。


今はまだ、あなたには大切に思う人が現れてないかもしれない。


しかし、必ず現れる。
それは恋人かもしれない。それは恋人ではないかもしれない。
それは友達かもしれない。それは友達ではないかもしれない。
それは仲間かもしれない。それは仲間ではないかもしれない。
それは同志かもしれない。それは同志ではないかもしれない。
それは家族かもしれない。それは家族ではないかもしれない。
それは近所の人かもしれない。
それは近所の人ではないかもしれない。
それは日本の人かもしれない。
それは日本の人ではないかもしれない。

それは海外の人かもしれない。
それは海外の人ではないかもしれない。

それは男性かもしれない。それは男性でないかもしれない。
それは女性かもしれない。それは女性でないかもしれない。
それはお年寄りかもしれない。
それはお年寄りでないかもしれない。
それは子どもかもしれない。
それは子どもでないかもしれない。
それは病人かもしれない。それは病人でないかもしれない。
それは障害者かもしれない。
それは障害者でないかもしれない。

それはわからないが、あなたが大切に思う人が必ず現れます。

蝶々だってそうだ。
はじめは気持ち悪いイモムシだ。

だけど、美しい蝶々になる。

イモムシはダサくてイヤだ、地をはい回るだけの人生はイヤだと自殺するなんて!

ダメだ。


空間を舞う蝶々になることも知らないまま死んじゃいけない。