【永井義郎】最後の一葉 | 晴れわたる青空の下で

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人類の歴史は、「侮辱された人間が勝利する日」を、しんぼう強く待っている。インドの詩人タゴール

ゆったり


9月に入り、まだ残暑も厳しい夜8時。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

学校に通ってる人は新学期、一年で一番苦しい夏休みの終わりの時期を、あなたは頑張って乗り越えられた。


私の方は、私生活で体調が良くなりはじめ、それが数ヶ月続いています。



今、O・ヘンリー氏の【最後の一葉】という小説について書いてある本を読んでいます。


絵描きの卵ジョンジーと仲間のスーはルームメイトとして、ともに未来の画家を夢見ながら励まし合い、楽しく暮らしていました。

ある日ジョンジーは肺炎にかかり、生存の可能性が低いことをスーは医者から知らされます。

スーはジョンジーにそれを告げることはできず、明るく振る舞い勇気づけていました。


生きる意欲を失いつつあるジョンジーは、病室の窓から見えるツタの葉が、はらはらと散る様子を見て


【自分の命は、ツタの葉が全て散ると終わる】と思うようになりました。


スーはこの話を、同じアパートに住む売れない老画家ベアマンにしました。

そうして二人が話をしている間に、猛吹雪でツタの葉は全て散ってしまいました。

翌朝、ジョンジーが窓からツタを見たいといった時、スーは焦りました。


しぶしぶ窓をあけると、なんとそこには一枚の葉が枝に残っていたのです。

この葉は時間が経っても、どんなに風が吹いても落ちることがありませんでした。


なぜなら、それはベアマンが描いた葉だったからです。

それを知らないジョンジーは、一枚の葉のたくましさを見て、生きる意欲を再びもち快復へとむかったのでした。


その翌日スーはジョンジーにベアマンが亡くなったことを知らせます。


老画家の部屋には、枯れ葉を描いたと思われる画材が残っていました。

猛吹雪の夜中、ジョンジーを励ますために最後の一枚を描いてくれたのです。


二人はツタの葉が、老画家が自らの命と引き換えに残してくれた、生涯の最高傑作であることを知ったのです。


あなたは、この物語をどんな気持ちで読むでしょうか。


今あなたがジョンジーと同じ立場にいて、スーやベアマンのような人が周りにいるなら幸せです。

今あなたがジョンジーと同じ立場にいて、スーやベアマンのような人がいないなら、つらく寂しいでしょう。


僕は、これを読んでいるジョンジーの立場にいる人に、懸命に生き抜いてスーやベアマンのように、今のあなたのように苦しんでいる未来の若者を励ます側になってほしいと思います。