アメリカでのランチ・カウンターの座り込み運動を皆さんに紹介します。
1960年ノースカロライナ農工大学の黒人学生四人が始めた運動です。
当時、町の軽食堂では「黒人の注文、お断り」とされていた。
ところが、ある日、雑貨チェーン・ストアの店内に入った四人の黒人学生が、少しの日用品を買うと、すぐに「黒人禁制」のカウンターに席をおろし、堂々と「コーヒーとドーナツ」を注文した。
店長が来た。言い合いになる。あたりは黒山の人だかり。ありとあらゆる侮蔑が投げつけられ、唾を吐きかけられ、暴行が加えられた。
しかし四人は耐えた。ひたすら耐えた。非暴力による抵抗を貫き、閉店まで座り込みをやり通したのです。
翌日も、その翌日も、同じように座り込みを続けた。やがて他大学の白人学生も加わった。
もちろん、彼らが注文したのは、「コーヒーとドーナツ」だったのではない。彼らが求めたのは平等の権利、社会だったのです。
この運動は、またたくまに広がり、翌61年9月までに3600人の逮捕者を出しながら、少なくとも七万人もの黒人と白人の学生が参加しました。
その結果、各地のランチ・カウンターで、少しずつ人種差別が撤廃されていったのです。