いじめを受けてる人へ(体験談…超長文) | 晴れわたる青空の下で

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人類の歴史は、「侮辱された人間が勝利する日」を、しんぼう強く待っている。インドの詩人タゴール

1象の話
まず、私たちが、いや、私が陥った罠のたとえ話をしたい。サーカスの象の話。
とある時代のとあるサーカス団では、象を子象の時に、ある思い込みを植え付ける。
子象の足に鎖をかけて、反対側には、地面に固く打ちつけた木の杭に鎖をくくりつけた。
子象は自由になりたくて、力一杯もがく。しかし、子象の力では、鎖は切れず、自由になれなかった。
象は、子象の頃に植え付けられた思い込みから、成長し巨大になってからも、子象の頃につながれたのと、同じ細さの鎖を足に巻きつけられ、木の杭につながれても、自由になれないと思い込みおとなしくしている。力一杯暴れれば、簡単に切れてしまう鎖であるにも関わらず。
私はこのサーカスの象のようになってはいまいかと思う。私は象ではない。
人間だ。抵抗すれば、鎖を断ち切り自由になれるはずだ。
もしかすると、もしかすると、私は、鎖の存在にさえ気づかず、これまで生きてきたのかもしれない。
冷静に俯瞰してみれば、哀れこの上ない話だが。





210年間悩んだこと
私は、ずっと悩んできた。「いじめた側が1000パーセント悪い」という言葉に出会うまで。なぜ、いじめられてきたのか。何が悪かったのか。しゃべり方か。体臭か。表情か。先天性の病か。姿勢か。様々考えて考え抜いた。10年間ずっと。考えに考え抜いた結果、行き着いたのは、「存在」だった。私という「存在」自体が悪なのだと。それ以外には、考えようがなかった。




3錯覚だった「自由」
この身が「奴隷」のように忌み嫌われる存在であるならば、どんなふうに生きても構わないのではないか。そう思った。自由になった気がした。でも、錯覚だった。錯覚だった。
そうじゃなかった。そうやって「奴隷」のように生きると自由のようで不自由だった。時々、苦しくって仕方なくなるときがあった。「将来はどうなりたい?」「未来はどうなりたい?」一番私が戸惑う問いかけだった。





4覚悟
17歳の引きこもりの時、毎日名前も知らない仲間が死んでいった。
何故、誰も止めない?不思議で仕方がなかったが、ある時気がついた。止めるのは私だと、私しかいないと。17歳の時に気がついた。今すぐにはやりようがないから、生きて、生活していこう、力をつけようと思って働いた。





5引きこもりからの脱出
働いていると、職場の人は、厳しくも私を人間として扱ってくれた。命の底で、一気にあきらめていた自分らしさという感情が一気に沸き上がってきた。自分でも止めようがなかった。
自分らしくありたい!という感情などではなく、自分らしさそのものが、枯れた泉から、突然溢れ出したのだ。とても、感動もしたが、理性を使ってそれを上手にコントロールしようと思ったがうまくいかず、とても、苦い思いもした。
よく職場でケンカするようになってしまった。




6使命に生きる充実

その後、持病が酷くなったり、転職したりを繰り返した。
そして、去年の五月頃から、今、いじめにあって苦しんでいる小中高生と話が出来るようになった。
17歳の時の深い決意がようやく、現実に実を結び始めた。




7いじめは必ず乗り越えられる

いじめに苦しんでいる人の中には、重い障害や、厄介な持病を抱えた人も多いと思う。
私は、いくつかある使命のひとつを果たし続けている。まだ、始まったばかりだが。私のような困難な病を抱えていても、少しかもしれないが使命に出会い、命を使うことができている。




8幸せのカタチ
人間は、皆、幸福になるために生まれてきた。幸福とは、「お金持ちになる」ことでも、「名誉を得る」ことでもない。自分に納得した生き方をしているときこそが幸福であると思う。
お金持ちでも、不幸な人はたくさんいる。有名人が皆幸せかというとそうでもないらしい。




9親孝行しよう

親を嫌ったり、憎んだりすることほど不幸なことはないと私は思う。いじめられると、親が私に対して、きちんと教育してくれなかったから、私はいじめられるんだと錯覚してしまう。その悲しい思い込みは強いもので、親も、子どももひどく苦しめられる。親に対して、嫌な感情を持ってしまっている人こそ、親孝行をすることを強く訴えたい。なかには、若くして親を亡くした人、親と離れ離れになった人もいるだろう。亡くなったお父さん、お母さんは、あなたの心の中にしっかりと生きています。心の中のお父さん、お母さんに話しかけてください。優しい言葉をうんといっぱいかけてあげてください。あなたが、明るく、楽しく、元気よく生きていくことが親孝行になります。どんなにつらくても、まっすぐに生きていく事が親孝行になります。今、いじめられているあなたは「悪」に加担していない。そういう意味ではあなたは幸福です。「悪」に加担することは最大の「親不孝」です。
どうか、将来は、真に立派な人となってください。




10キラキラ輝く

で、私が今日一番言いたいことは、小中高生の皆さんには、学びの「青春時代」をキラキラとのびのびと生きてほしいと言うことです。
いじめと戦うことが、私の青春の輝きですという人もいるかもしれないが、今、あなたたちに大事なことは、
しっかり勉強して「頭」を鍛えること。
しっかり運動して「体」を鍛えること。しっかり読書をして「心」を養うこと。
いじめに負けない不屈の「精神」を鍛えるため毎日学校にいくこと。
負け犬にならないために。



11

①古い友人を大切にしながら、新しい友人を作ること。
②友人のいる人は、友人と切磋琢磨して、お互いを高め合うこと。
③友人が今いない人は、まず一人、友人をつくり、とことんその友人を大切にすること。
④大自然と語り合うこと。
⑤都会暮らしの人は、人一倍たくさんの読書をすること。
⑥一番大事なのは、あなたたちが青春を謳歌すること。
⑦親孝行を忘れずに。





12外観に惑わされないで

あなたたちは今、「悪」に手を染めていない。
いじめられるたびに、「悪」を嫌う気持ちが生まれる。それはとても良いこと。いじめを受けた人は長い間苦労するのも確かだけど、いじめた人には、つまらないわびしい人生しか待っていない。外観は、幸せそうに見えても、空っぽの人生が待っている。死ぬときに絶対後悔する。後悔しないためには、心からいじめた人に泣きながら謝るしか道は無いんだから。




13どんなに苦しくとも
それに比べて、いじめを受けた人は、どんなに苦労しても、輝かしい人生を歩む切符をずっと持っている。
どんなに苦しくっても、いじめをする側に回らない限り、あなたは最期、充実した人生の終わりを迎える。だから、その切符を自分で捨ててはいけない。どんなに苦しくっても、捨ててはいけない。