――七つの詩――Ⅳ星落秋風五丈原 | 晴れわたる青空の下で

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人類の歴史は、「侮辱された人間が勝利する日」を、しんぼう強く待っている。インドの詩人タゴール

星落秋風五丈原



成否を誰かあげつらふ

一死尽くしし身の誠

仰げば銀河影冴えて

無数の星斗光濃し

照らすやいなや英雄の

苦心孤忠の胸ひとつ

其壮烈に感じては


鬼神も哭かむ秋の風


作者 土井晩翠