『ロープ 戦場での生命線』(原題: A Perfect Day)

1995年、ユーゴスラビア紛争中のバルカン半島での"国境なき水と衛生管理団"の活動を"国境なき医師団"所属の医師で作家のパウラ・フィリス作品を映像化。


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停戦直後のバルカン半島のある場所で井戸に投げ込まれた一人の遺体。それを引き上げなければ生活水は汚染される。その遺体を引き上げようとした時ロープが切れてしまう。たった一本のロープも手に入れられない戦場を走りまわるマンブルゥとビーはひょんなことから知り合った少年にロープのありかを知るが…。

マンブルゥ役はベニチオ・ベルトロ、ビー役にティム・ロビンス。二人の演技を見たくて観に行った作品です。作品はその気になればドラマチックにもエキサイティングにもできる場面を控えめに演出されているので普通の方は眠くなるかも。

でも主演の二人の演技はさすがで個人的には最後まで全く飽きませんでした。

 

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暗く重くなりがちなテーマの作品もラストの反戦ソング「花はどこへ行った」と共に努力は報われるって背中を押されるような爽快感さえ感じる心が救われる作品になっています。

原題通り正しくパーフェクト・デイ。

"国境なき水と衛生管理団"があるのを始めて知ったし、国連ってある意味正義を邪魔しているんだなって思いました。