ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』と並んで今年の様々な賞レースやアカデミー賞で話題筆頭の作品をやっと観られました。



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本当に素晴らしい作品でした‼️マーティン・マクマドーの演出も出演者の演技もシナリオも最高でした‼️

話したい、この作品の魅力を話したい。でもネタバレしたくないから言いません。

簡単にストーリーを話すとミズーリ州の田舎町で暮らすミルドレッドは娘を殺されますが一向に犯人は捕まりません。進展しない操作に腹を立てたミルドレッドは三枚の看板にメッセージを出します。穏やかで市民の信頼も厚い署長のウィロビーは看板を止めることを頼むが受け入れられず、ミルドレッドは街中でも孤立して差別主義者の警察官のディクソンに嫌がらせを受けるようになる。

主役のミルドレッド役のフランシス・マクドーマンドは『ファーゴ』でオスカー受賞しているから文句なし‼️ウィロビー署長役のウディ・ハレルソンも控えめながら胸打つ演技でした。そしてディクソン役のサム・ロックウェルは『アイアンマン2』のハマー役のイメージしか浮かびませんでしたが、あんな演技が出来るとは驚きでした。

前半はミルドレッドの怒りや悲しみを感じつつやり過ぎ感も感じますがストーリーは予想外の展開に進みます。気になっていたのはやたらと出てくる看板の裏側の映像。ストーリーが進むにつれてその意味が分かってきた気がします。

そして後半はそれでは『◯◯が◯◯◯じゃないか( ̄O ̄;)』と個人的には感じました…良い意味で。


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ひとつだけ残念なのは、せっかく『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で素晴らしい演技だったルーカス・ヘッジズの出番が少なかった事。

芸術的だけどかなり映像がグロくエロいと聞いているので観ない予定の『シェイプ・オブ・ウォーター』とどれくらいオスカーを受賞するか分かりませんが傑作だと思います。 

個人的には異色のホラー映画で4500万ドルの予算で2億4500万ドもの興行収入を叩き出した『ゲット・アウト』(この作品もシナリオが良かった)がアカデミー賞で何部門取れるかも楽しみ。