おはようございます。

四色丼に、ロマネスコ🎵の朝ごはん。





さて…
昨日は靴が欲しいという旦那さんと
百貨店にお買い物に行ったのですが
気にいるものが見つからず…

私は、服やカバンや靴…
なぁ〜んにも欲しいものが見当たらず

敢えて欲しい物を挙げるなら
職人技が光る
乱れ編みの蕎麦をのせるザルかな…と思いました。

でも二人とも
「古箱屋さんで宝探しする方が楽しいよね」と
ザルを求めることは、ありませんでした。


私は子供の頃から
それこそ最近まで
洋服やカバンや靴が大好きで

部屋一室をセレクトショップのようにして
服もカバンもアクセサリーも
綺麗に並べていました。
総数も総額も、凄かったと思います…笑
靴も100足以上あったんじゃないかな。


洋品に限らず
元々、いろんな物を沢山持っていて

難病で外に出られないこともあり
家の中に、かわいい物を隙間なく並べて
雑貨屋さんのような部屋で暮らしていました。

趣味は、模様替え…でしたから。


でも、そんなある日…
『断捨離』という言葉に出会い

「持ち物」と「自分の心」は鏡。
「部屋は自分の心を表す」と知り

「私は、毎日
あーでもない、こーでもないと
模様替えという
部屋の組み立て変えをしているけれど

物を動かしているだけで
根本的に何も変わっていないよな…。

そもそもスペース以上の物(問題)を
抱えすぎていて
心が飽和状態なのかもしれない…」

それならば
物を減らせば何かが変わるのか?…と思い

引っ越しを機に
減らせる極限まで物を減らして
自分の心におこる変化を味わったことがありました。

(物減らしは、自分との対話。
素晴らしい気づきがありますよ)


でも、、、唯一。
引っ越してからも
なかなか減らせないでいたものがありました。

「洋服」と「靴」と「カバン」

どんな断捨離系の本を読もうとも
減らしては増え…のリバウンド。

「減らしたいのに減らせない」という苦しみ。


しかし、あれだけあった洋品たちも
冠婚葬祭や、畑仕事や、絵描き仕事や、
トレーニング関係を含めても

靴は数足。
服も約100着になりました。

それを何年もキープしていますが
最近は、さらに少しずつ減ってきています。
でも充分オシャレを楽しめます。
 
こんなふうに変化できたのは
『服を買うなら、捨てなさい』という
私たちもよく知るファッション誌のスタイリングを30年以上された地曳いく子さんの
著書を読んだのがキッカケでした。

今は、洋品を増やさない、お守りのように、その本は捨てずに置いています。

昨日、たまたま手に取り
パラパラっとめくると
こんな文字が飛び込んできました。

「靴を見れば、自分の生き方がわかる」

「はかなくなった靴が表しているのは、
あなたが捨てたものです」


今、手元に残る
必要最低限の私の靴は
すべてペッタンコ。

はかなくなった靴は

ヒールがついた靴。
キラキラやゴテゴテと飾りのついた靴。
派手な色の靴。


本当に、靴は自分を表していました。

まったく背伸びすることもなくなり、

本来の自分より、よく見せたいと
少しでも足を長く見せよう…とか
少しでも細く見せよう…とか
靴の魔法は使わなくなりました。

すると
飾らない本来の自分と出会えて
ちゃんと素っ裸の自分のことを
見つめてあげられるようになりました。

すると
その靴を丁寧に磨くように
自分のことを丁寧に扱えるようになりました。

下駄箱に窮屈に並べられた靴は無く
自分もゆったり休ませてあげられるようになりました。


外側へ向かう意識は
身だしなみを整えることで充分だと思い

内側へ向かう意識は
流れるものを美しくしていたいと思うようになり

根本的に運動をして
血流をよくして身体を整えよう…とか

根本的に質の良い食事をして
身体の酸化物を取り除こう…とか

早寝早起き、朝日を浴びて
動物としての免疫力を最大限引き出そう…とか

そんなふうに変わりました。


物を減らす。
もっと言うなれば洋品を減らす。

誤魔化しという魔法を
自分で解いた時…

丸裸の自分と相思相愛になれるようです😊

すこやかな一日を。