おはようございます。
ご門徒さんから頂いた「つくね芋」
初めて食べました。ほくほくおいしい◎
ありがとうございます。
さて…
お寺に嫁いでもうすぐ24年目ですが、
結婚というものは
先祖代々続いた、目に見えない、
その家系の、よきもわるきも、すべてを背負うことなんだなぁと感じます。
「なんで、こんなことが?」ということが
よいことも。わるいことも。あるでしょう。
この身に降りかかってきた原因は
自分が種まきしたものもあれば
いつかのご先祖様が種まきしたものである場合があります。
つまり今、自分がしている種まきは、
すべて子供や孫、そのまた子孫たちにも
芽吹いて、かかっていくというわけです。
「したことが、かえってくる」とは
我が身にかえってくる場合もあれば、
子孫へとかえってくる場合も多々あります。
だから歴史は繰り返される…なんて
言葉があるのかもしれません。
どんなことも、必ず、どこかで、かえってきます。
それは、種をまいて、芽吹くは、道理だからです。
よい根は育てると、よろこびが広がり実り
悪しき根は抜かないと、痛み苦しみが繰り返されます。
問題解決するまで、降りかかってきます。
・
結婚は、よく家と家との結びと言われますが
本当にそのとおりだと感じます。
ご先祖様から子孫にいたるまでの
縦型チームの連携によって成り立っています。
みなが平和に、日々心豊かに過ごせるように
仏様となりしご先祖様が、目には見えなくても、
いろんな出来事のサポートを常にしてくださっています。
そのため、その方法が
誰かを病気にしたり、
誰かを失うことで、大切なことを気づかせようとする場合もあります。
それは
その時、その時代を共に生きた者にとっては
辛さや悲しみや苦しみではありますが
長い長い先祖代々続く縦長チームの中では、
お薬のように整える存在なのでしょう。
そうゆう形で、仏縁をつなぐお役目を
「善知識(ぜんぢしき)」と言います。
仏教の道理を身をもって教え導き、仏道に入らせる縁を結ばせる者や、人々を仏の道へ誘い導く人。 のことを言います。
高徳の僧のことも善知識と言われます。
・
話を元に戻します。
今、自分があるのは、両親が2人いて、祖父母が4人いて、曽祖父母は8人、そのまた上には16人の
ご先祖様がいます。
両親から
10代前までの人数を遡り足していくと、
2,046人になります。
20代前までの人数を足していくと、
約200万人のご先祖さま。おおよそ信長秀吉の時代です。
30代前までのご先祖様の数の合計は、なんと20億人を超えます。室町時代くらいの話です。
・
こんな風に、ご先祖さまの人数を考えてみると
何百万人、何十億人という、ご先祖様の中、
一人でも欠けてしまっていたら
今の自分はいなかったわけです。
だから。
誰しもみな、存在自体が感謝で
よろこばれる存在です。
そして、代々続いてきた
すべてのご先祖様に見守られながら、手助けをいただきながら、
今、この時代に、バトンを手にした私たちは
走っています。
「がんばれ!大丈夫だ!まかせておけ!」
そんな、たくさんのご先祖様の応援が
聞こえてきませんか?感じませんか?
だから安心して「ありがとう」と感謝しながら
やさしい、素敵な種まきをしつつ
走りやすい子孫たちの時代をつくれたら!
…と思います。